ロンドンで生活していたころ
 
仕事で無理がたたって
重いインフルエンザに罹り入院したことがあります。
 
 
向こうは、学生は医療費は無料だったので
助かりましたが、、、。


 
 
全く水分も摂れなくなり、熱で動けないわたしを
一緒に住んでいたフラットメートが
タクシーで病院に連れていってくれたのです。


 
 
イギリスで初めての病院・・
  

何をどうするのかさっぱり分からないけど
ただ、ただ気分が悪く、それを訴えよう
 

そして 
脱水症状を起こしてしまうと危険だから
まずは、点滴をしてもらおう。。
  

 
点滴って英語で何だったっけ?
そういう思いを巡らしながら病院でうずくまっていました。
  
 

ひとりの看護師が近づいてきました。
 
そして
そんな状態のわたしを見ながら看護師は

 
「え?インフルエンザでしょ? 家で寝れてば治るわよ」
 
  

そう言って、何も処置をしてくれません。
 

動けないわたしも口だけは必死に動かして
このままじゃ死ぬぞー見殺しにする気かー
 
 
なんて言葉を少し出したような気がします(笑)

 
 
なんとか、説得して点滴をしてもらいましたが
その看護師に消毒もしないで、点滴の針を入れられました(笑)
 
 
 
リベンジ?
 ですか?
 
 
と思われる行為にビックリしたけど
それどころじゃない。。
 

もーフラフラのボロボロでした。

 
そのあとの検査の結果で
免疫力がかなり弱っているので入院することとなり
 
  
友人と別れ
一人寂しく、個室の部屋へ・・・
 
  

気分悪いし、寒いし、寂しいし、もう最悪でした。
 
帰りたいよー! 寂しいよー!
おかーーーーーーさーーーーーーーーん!
 
と思ったのかどうかまでは覚えていません(笑)
 
 

 
毎日、友人は来てくれるけど、すぐに帰っていく。
テレビも疲れて見れない
点滴をしているから尿意はすぐにくるけど
動くのが辛くてもうトイレにすら行きたくない・・
  
 
点滴をすると寒い、手から寒さが身体に伝わるのが
すごくわかって怖いくらいでした。
 
 

 
そんな状態を3日くらい過ごしたあと
やっとのやっとでご飯が食べられるまで回復してきました。
  
 
その頃のわたしの担当の看護師は
陽気な黒人&ドレッドヘアのシャーマン
(名前がシャーマンね)

  
 

今日からご飯だよ〜!
って鼻歌ふんふん言わせながら
極上の笑顔で病室に入ってきたシャーマン
 
  
 
イギリスでの入院も初めてなら
病院食を食べるのも初めて

どんな食事かな・・・
美味しいのかな・・
なんて考えながら
 

その陽気な看護師さんが
食事を持ってきてくれるのを
楽しみにしていたんです。
 
  


まだ食欲ないけど、
口にしたほうがいいよね。

  
 

なんて前向きに考えていたわたし。。
 
 


「ご飯だよー!」
って持ってきてくれたシャーマンの手にあったのは・・
  

 


 
『チキンサンドイッチ』
 
g

 

 
そんな・・・・
 
 
病人のわたしに
 
 
やっとものが口に入るくらいの
病んでいるわたしに
 

 
日本の病院とかで見る
トレイにいくつかお椀がのっていて
おかずが別々で、栄養のバランスを考えて・・・
 

 
なんていう食事ではなく



 
『チキンサンドイッチ』
 
g

 

 
・・・・・・
 
 

 
たーべーらーれーなーーいーーーー
 
 
 
 
そう、わたしは一口もくちにせずに
点滴だけで楽しみにしていた
最初の病院食を看護師に手渡しました。
 
 

 
 
あぁ、イギリスで期待したわたしがバカだったのね・・
 
 
 
でも、でも、明日はきっといい日になる!(歌っちゃう?笑)
 
 
 
という思いで次の日の食事を待ちました。
 
 
 
 
次の日出てきたびっくり食事は・・・

 
 
 
『マカロニグラタン』
 
g

 

 
そーそー
あの、しろーいねホワイトソースがのっててね
チーズはかかってないものの。。。
見た目は美味しそうなね。。

 
 
g

 

 
 
でも、全くそそられないの
 
 

結局、イギリスの病院食には
全く手をつけず、退院したというおはなし

 

 
 
 
すべての病院が
こうじゃないと思うのよ。
 
 
でもね、でもね


 

気をつけようね
海外での入院と病院食


 
 

 

健康が一番よーっ