今日は
早朝から母は、用事でおでかけ
わたしは
父のディサービスの準備をして
見送ってから
用事を終えた母と
ランチでもしようと思い
車で一人
約１時間のドライブをした
久しぶりの車の中での
ひとりきりの時間
脳内がお笑い系なので
ひとりのときも
必ず何かをやらかし始める
英語と日本語の混じった
ラジオのパーソナリティーになったり
いろんな設定をして
一人で話していくのが
お得意なわたし（笑）
そういう
一人の時間を過ごすことは
とても大切だと思う
あ、アホなことを
やれというのではなくて（笑）
一人で自然の中にいると
色んなことを伝えてくれる
＊注
田舎の道なので、
両側が常に山々・・＝自然の中
実際、自然の声が
聞こえるわけではないけど
はっとさせられることが
たくさんある
母とゆっくり時間を過ごすのは
父が退院してから
初めてかもしれない
母の用事が早く終われば
いっしょにランチとお買い物
の予定だったが
母の用事が
少し長引いてしまったので
結局、迎えにいっただけとなり
帰りのサービスエリアで
山菜そばとおにぎりを
食べるだけの時間となった
それだけのことだった
ただ
それだけのことなのに
胸の奥底から
嬉しさが
ほわん
ほわん
と込みあげてくる
どこか遠くに
母と二人で旅行に来たような
絶景の中での
素晴らしい紅葉を見たような
久しぶりの出来事に
スポットライトが当たったかのように
その時間
その場面が
ひときわ煌めいて見える
さっき食べた
サービスエリアの
山菜そばも
老舗そば処
で食べたような
格別のお蕎麦の味がした
帰り際に買ったコーヒーだって
いつもより美味しく感じた
特別な場所にいるわけでもないのに
高級なものを食べているわけでもないのに
いつでも
どこでも
感じることは
できるんだと思った
今ここの
しあわせを感じることが
できるんだとわかった
車の中では
相変わらず
つまらないことには
返事をしない
亭主関白な旦那のような
態度をとる私だが
母はきっと気づいている
運転しているわたしの背中が
穏やかだということを
＊注 母は必ず後ろに乗る（笑）
尾鷲 佐波留と夕陽