今朝、いつものように
むにゃむにゃと
 
言葉にならない言葉を
発しながら起きた
 
 
 
その言葉が
知らない間に
 
 
よいしょ よいしょ
に変わっていて
 
 
ふと
父親が入院する前まで
 
ベッドからリビングの
父親の特別仕様の椅子に座り
 
 
よいしょ よいしょ
と言いながら 
   

 


自分のちからだけで
ゆっくり着替えをしていたのを
思い出した
  
 
 

 
今はもうそれができない
父のことを感じ
 

  
 
 

心がキュっと縮こまって
小さな悲しみが
どこからともなく流れてきたが
 
  
 

 
 
その父にも
できることがたくさんあるし
それは歳関係なく
  
 

 
向上していくものだと
思う気持ちが同時に出てきて
先の気持ちは相殺された
 

 
 
気持ちがゼロになったとたん
踊りだしたくなって
 
 
布団をたたんでいる
ディーターの周りを
邪魔しながら、踊っていた
 
 
 
彼は
いつもわたしをそのままに
しておいてくれる
 
  
 

踊り続けているわたしを
そのままにしておいてくれる
 
 
 
 
彼にすれば
朝から変な踊りをする変な人
なんだろうが
 
 
  
 

 
わたしの踊りは
普通の踊りとはちょっとちがう 
 

 
 
 
心と体のトドコオリを流す『オドリ』

 
  
 

トドコオリを流すと
感覚がより繊細になる


 
 
 
 
 
 
踊りながら
戻った感覚があった
 
 
 
そしてすぐに
それが何かがわかった
 
 
 
 
 
父の感覚だ
 
 
 
 
 
よいしょ よいしょ
と言って自分で動いていた
 
  
 

 
あの感覚が父に戻った
 
  
 

そのあと、実家に行った 
父に話しかける
 
 
  

 
父の話し方が
明らかにちがう
 
 
 
しっかり、理解できる言葉が
彼の口から一つずつ落ちる
 
 
 
 
車椅子への移乗時も
 
 
立ち上がるチカラ
 
 
立位を保つチカラ
 
 
 
すべてが前とはちがう
 
 
 
 
なんと誇らしいことだろう
 
 
 
 
テレビでは
桂歌丸師匠が`徹子の部屋`で
  
  

 
80歳を超えても
落語の噺家として活躍している姿があった
 
 
 
 
わたしは父に話しかける
 
 
 
『歳は関係ないなぁ
歌丸師匠も、80歳過ぎても
新しい話を覚えて高座に立っとる
 
 
身体の衰えは
もちろんあるけど

 
そんなもの
自覚するまで、うやむやに
しておけばいんだから(笑)』
 
  
 

 
そう
『うやむや』にしておけばいい
 
 
  

 
意識の世界が現実ならば
 
  
 

 
今、目の前にある
既成概念をすべて放り投げ
 
  
 

 
まっさらにして
父の世界を作ればいい
 
 
 
  

 
すべてまっさらにして
わたしの世界を作ればいい
 
 
 
 
 
 
その感覚を取り戻した今朝
 
 
 
 
 
 
わたしは踊らずにはいられなかった
 
 
 
 
 
 
そして
父を父の世界で一番の男前にした
 
 
 
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かっこえーなー❤️
 



パパちゃん❤️ わたしの大切な人❤️