凛くんと愛子ちゃんとコンビニのパーキングで
待ち合わせをしたんだけど
 
 
 

凛くんはわたしに会った途端に
頭が英語脳になるらしく
 
 
  
 

英語にしたい言葉がポロポロと出てくる
 
 



 
お昼を何にしようか?
どこに行こうか?
 
 
 

 

と言いながらも
 
 





彼は
『今は何をしてるかな?』
 
『フライデーはミュージックあるよ』
 
『その次は、数学』
 

 


 
と聞きたいことを話している。
 
 
 
 

 
 
わたしは、その度に


自分のアンテナの感度を最大にして
  



 

凛くんは何について話しているのか
 
何を聞きたいのか
 
どういう英語を使いたいのかを
 
 
 

 
彼の言葉と表情で見つけていく。
 
 
 
 

そして彼の求めているものと
ピッタリ合ったとき
 
 
 
 




わたしはなんとも言えない嬉しさを感じる。
 

 




 
それがなん度も、なん度も繰り返されて
わたしは、心からあふれる嬉しさで包まれていく
 
 



 
 

ただ彼の言葉を英語にしているだけなのに
 
 




 
 
たくさんの学びがありすぎて、感無量になる。
 



 

 
 
凛くんは
 
 

なん度も同じ言葉を使うときがある
 
 
 
まるで音を楽しんでいるかのように
 
 
 
 
その言葉は、その場所には
合わないものだけど
 
 
 
 

 

でも、それでいいし、それがいい
  
 
 

音を、言葉を 
楽しんでいるのだから
 

  
 

だからわたしは
それを正す気にはまったくならず
 
 

 

 
わたしもなん度も、
そこに合う言葉を繰り返す
 
 
 
 


何度でもいい、どれだけでもいい
 

 
 
 

 
 


彼は深いところでは
すべてわかっているのだから
 
 
 
 


 
必ず、わたしの言葉を受け入れて
アウトプットしてくれるのだから
 
 


 

 
そして、たまにわたしが
凛くんが求めている英語表現でないものを言うと
 
 
 
 




彼はなん度も同じ言葉を繰り返し
 
 
 


 
わたしから、ピッタリが言葉がでると
 
 
 


 
『そやな』
 
 
 

 
とそれは素晴らしい笑顔で
合図を送ってくれる
 

 


すごいことだと思う
 

 
 


 
わたしたちは、英会話というツールを使って
学びあい、高めあっている
 
 
 
 
 
 
 
それも、とても深い、深い場所で。

 

 

 
 


わたしはただ英語を話しているだけなのに
すべての感覚をフルに使っているのがわかる
 
 
 
 
 
 
 
今までに一度も
こんな英会話をしたことがない
 
 
 

 
 
 
教えているつもりだった






でも、たくさん学ばせてもらっている
 
 
 
 
 


そして、互いに高めあっている
 
 
 
 
 
 
 
凛くんに出会えたことは
 
 
 
 
 
わたしがディーターに出会えたのと同じくらい

 
 
 
 



幸せ極まりないことだと心から思う。