夜、 線路沿いのおうちが火事で
家全体が 真っ赤な炎に包まれていた
あたりは黒い煙が もうもうと立ち込め きな臭かった
そのおうちが 線路沿いに建っているせいか
電車はすべて止まり 踏み切りの遮断機は 閉ざされたままの状態がつづいた
パチパチ キリキリと 家が燃える音と 踏み切りのカンカンなる音
何台もの消防車のサイレンの音
あたりは 騒然とした雰囲気だった
なのに
踏切が閉まり続けているせいで
駆け付けた消防車は ほんの数メートル先の 線路の向こう側の 火事場に行かれず 立ち往生
そうこうしているうちに 炎は 隣家をも 襲ってしまうのではと
「線路のこっち側から放水しろ!」
野次馬たちが 騒ぎ出した
けれども
消防士たちは そんな声に動揺することもなく
数分後に 線路の反対側方面から駆け付けた消防車が 消火活動を始めた
危機管理って
慌てて やたら がむしゃらに すればいいってモノではないのかもしれない
規則と 伝達系統を信じ 冷静な行動が取れるのは やはりプロだなぁと
感心してしまいました