以前、拍手お礼文でUPしていましたお話を、ブログの方に転載いたしました。
携帯ユーザー様!まだ読んでいなかった読者様!
大したものでもございませんが、どうぞお楽しみ下さい
ちょっとだけ、わかりやすいように追記しています。
蓮キョ☆メロキュン推進!「ラブコラボ研究所」
研究員有志による自由研究
《蓮キョでテレビショッピング!「本日、ご紹介させていただくのは」》
「夢幻の館」
ハカセさんに捕獲され逆リクを投げられた魔人様が、「Bubble Shower」
ピコ副所長を巻き込み、言い出しっぺも当然とばかりにハカセさんも強制参加してもらって共同制作したメロキュン自由研究です!
蓮キョでテレビショッピング!「本日、ご紹介させていただくのは」
<Part1>【プロローグ*ハカセさん担当&本編1*ピコ1号担当】
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<Part2>【本編2*ピコ2号担当&本編3*魔人sei担当】
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TVショッピング その後のお話 おまけ
いつものように夕飯を作っていたキョーコを追いかけるように、
着替えてキッチンにやってきた蓮はキョーコを後ろからハグして、髪に軽くキスを落とした。
「キョーコ、何か手伝うよ。」
「蓮さん、ありがとう。じゃあ、そのきゅうりをそこのスライサーでスライスして下さい。」
「了解ww」
蓮はきゅうりのヘタを包丁で切るとスライサーの上に置いて、きゅうりを持ったままキョーコの方をじっと見つめて待っていた。
「蓮さん、何してるんですか?早くスライスしてください」
「うん?だから、セットして、キョーコを待っているんだよ。
だってこれは、キョーコが後ろで俺の手を持って、スライスしてくれないと出来ないからねww
この前、収録で教えてくれたでしょう?」
背後にカイン丸とカイン号を従えて、首をちょこんと横に傾け甘えた表情でキョーコが来るのを期待した目で待っていた。
「この前は、蓮さんがこれ以上、無茶な真似が出来ないようにお手伝いしただけで、今日はテレビじゃないから、そこまでしなくても大丈夫なんです!」
「嫌だ!キョーコがしてくれないと出来ない!」
「何!駄々こねてるんですか!」
「だってこれ買う時、キョーコがおまけについてきたんだから、
これを使う時はキョーコが手伝ってくれないと駄目じゃないか!」
とても華麗にして優美なゴージャススターで売っている人と同一人物とは思えない拗ねた仕草で、蓮はキョーコに我侭を言って困らせていた。
「もお~、またそんな屁理屈を!
大体、私は『¥2,980』のおまけ程度の価値しかないんですか?
蓮さん、ひどい~~」
キョーコは、可愛い子ぶっている蓮の前で、思いっきり泣いてる振りをしてみせた。
「ごめん!キョーコ!そんなつもりじゃなかったんだ!
キョーコが『¥2,980』のおまけの価値しかないなんて、とんでもない!
何物にも変えがたい存在だよ・・・だから、これはキョーコのおまけだ。」
キョーコといちゃいちゃしたくて、わざと甘えた振りをしていた蓮は
いきなり泣き出してしまったキョーコに焦って近寄り、そっと抱きしめた。
そして、ポケットから『ハリー・ウィンストン』の中央に1カラット以上ある大きなダイヤのついたプラチナリングを取り出し、キョーコの左手の薬指にそっとはめた。
「キョーコ・・・結婚しよう・・・そして、一生俺の傍で笑っていて欲しい。
ずっと大切にするから。」
「蓮さん!!」
キョーコは嬉しくて、はめて貰った指輪に手を当てポロポロと涙を零して
「本当に・・・こんな私でいいんですか?地味で色気もありませんよ。
蓮さんなら、周りに素敵な女性はたくさんいるのに・・・後で後悔しませんか?」
「キョーコは、誰よりも美しいし、君に勝る女性なんてこの世にはいない!
俺はキョーコがいいんだ!キョーコだけを愛してる。」
「蓮さん・・・嬉しい・・・私も、蓮さんだけを愛しています。
はい、こんな私でよければ、お嫁さんにしてください。」
「ありがとう・・・キョーコ」
二人は強く抱きしめあい、顔を見合すとふんわり微笑んで、再び顔を近づけて熱いキスを交わしたのだった。
¥2,980のおまけのキョーコのおまけは300万円以上もするエンゲージリングだった事には、まだ彼女は気づいていなかった。
おわり