三度めの春 | ぴこ&ちゅらの我楽多文庫
今日はかわいいかわいい
ぴこりんの命日


二年前の今日、定例の
入院のためにキャリーへ
移そうとしたとき
ぴこの目と私の目が
ピタリと合いました。
ぴこの目は
力強くまっすっぐで
一瞬、時間が止まった
かのようでした。
ハッとはさせられたけど
それだけに
まさかその日のうちに天国
へ行ってしまうなんて
これっぽっちも
思わなかった。
あの時、ぴこりんは何を
思ってたんだろう
今も、ぴこりんの明るい
元気な声が私の脳裏に
響かない日はありません


ぴこりん

お空の上のサクラはどう?
こっちの見ごろは
まだ先だから
みんなと一緒に
見においで

生意気な妹も
ぴこ姉のことを
顔を洗って待ってるよ




