大切な人の好きなものを、
好きになりたいと思う。

それが大切な人を
つくりあげてくれた
そんなものであるなら、
なおさら。

ただ君が好きなんじゃなくて、
君の生きてきた道、
君が愛したすべてを、
僕は見て、
感じて、
愛でてみたい。

だからさ
僕が切手集めてるからって
君は集めなくていいんだよ、
そういうのは、違うの。

違うんだ。

同じベクトルで
愛し合えたらすてきなのに、ね


ただ、
まるで同じ道を
辿ってきたかのような
そんな錯覚を覚える

たとえば
タイトルもわからない物語
メロディーだけの歌や
いつか流れた小さなニュースとか

笑ってしまうような
ほのかな想いを抱いたりして

いつか
まだ見知らぬ僕と君が
すれ違う
同じ時間、同じ空間、

出逢う前のおはなし

あ、それ知ってる
うん、僕もそうだよ
君はそうなんだね
そっか

胸に抱いて隠した夢を
語る僕らは輝いていて

儚く、淡く、描き続ける

それぞれの未来計画が
かすかにかみ合う
ハジメテ
動きだす歯車のように

廻りだす

繰りだす

シーソーみたいにね
ふたりで

いったりきたりを繰り返して
愛したいなって

ただ隣で笑い合うことが
ただ、しあわせで
君が泣いたら僕も泣いて
僕が笑えば君も笑って
一緒に怒ったりして
ふたりで、

歩いていけたらいいのにね

ほんとうは
願ってた

ずっと

哀しいくらい
愛していたんだよ

痛々しいほど
傷ついたりもしたけど
それでも
愛していたんだよ

目を瞑る

過去を想う

それはあまりに
キラキラとかがやいて
今も色褪せることなく
この胸にある
確かに

僕が好きなものを
君に教えるのは
君にだけ
君にだけは
好きになって欲しい
君だけには教えるよ
他の人にはひみつだよ

君とだけはこの思いを
共存してみたいから

それだけだったんだよ