しばしの現実逃避。
来月の東京は久しぶりに旅行という感じ。
行きたいところに行って、見たいところを見て、食べたいものを食べたいし、飲みたいものを飲みたい。
やりたいことはたくさん。
現実は仕事ばかり。
これも今月できっと終わる。
大丈夫。
持てるチカラの総てを以って、目標は達成する。
きっと大丈夫。
会いたい人はわがままで、いつだって自分のことを真っ先に考える。
僕がどんなに疲れていても泣いても、慰めの言葉もくれない。
きっとあの子は違う世界を生きてる。
それで構わない。
その方が世界は2つ。なんだか得した気分。
この3年で随分、数字が好きになった。
この3年で随分、脳みそを使うようになった。
それでも満たされない想い。
目を瞑ればいつも、真っ白の闇。
いなくなった人は帰ってきて微笑んだ。
僕は何処に行って、何処に帰るんだろう。
世界は狭くて途方もなく広い。
あやふやだった気持ちに蓋をして眠りにつく。
三日月に伝う雨が愛しい。
僕の世界をあの子に理解して欲しくない。
邪魔しないで。
多分永くは続かない。
それでも手放せないのはヒカリのせい。
いつか風に舞う桜吹雪が、オレンジに染まった夜みたいに。
握り締めた手の冷たさとか、ポケットの中のホットレモンとか。
相変わらず、あの子はそこにいて、僕だけが取り残された。
現実の中どんなに進んでも、たどり着きたかった場所はこっちじゃない。
いつの間に、曲がり角を間違えちゃったのかな?
モノレールの中の思春期の話。
あの子が置いてきた忘れ物に、いつか、近づいたつもりが、遠のいてしまった。
夕闇に染まる人ごみの中で、手を繋いで駆け抜けた。
あの日がまるで、遠い日の出来事みたいに。
夢を見た日のことを思い出せないの。
やめるべきじゃなかった世界征服。
本当は、その日暮らしで充分だった。
ラブレターだけ、渡せないまま山のよう。
冷え切ったおでこにあの子の灼熱。
会いたいのはそれだけの理由。
お願い冷え切った僕の心にどうか君の眼差しを。
まるで反抗期みたいな不器用な鋭さで、僕を射殺して。
闇に沈む僕を救うのは君の迷わないヒカリだけ。
迷わないで、お願い。
嘘みたいに優しくない言葉で、もう一度嘘よりも哀しい真実を教えて。