ロシアンブルーの“ ロン ”
先日、13日の朝早く
・・雨模様の空に昇っていきました。
2007年の6月頃。
捨て猫だった推定2歳のこの子が
我が家にやって来て
あしかけ10年。
2014年9月
糖尿病と判った時、
半年もつかどうか・・と思ってましたが
それからまる2年、
頑張ってくれました。
…………………………………………
6日までは、
私が仕事から帰宅して
自転車を止める音が聞こえただけで、
動きにくい後ろ足を半ば引きずっては
“にゃいにゃい”鳴きながら
必ず玄関までお出迎えにきてくれて
いました。
でも翌7日から様子が変わりました。
歩かなくなり食べなくなり
8日には急激に食欲が低下、
9日、かかりつけの獣医さんで点滴・・。
その晩は少し状態がよく
ペーストのごはんを食べたので
僅かに安心したものの
夜中から10日土曜朝には
息苦しいのか口で息をし出し
さらに動かなくなりました。
またお医者に行き点滴。
様子を見てましたがその夜
ずいぶん前に食べていたごはんを
消化し切れない状態で吐き
日曜夜にかけ数回の吐き戻し。
かなり出血を伴うものでした。
お水もまったく飲めなくなり
痩せていた体は
さらに一気に痩せていきました。
瞬きもできず虫の息で横になっては
10〜20分毎に少しずつ移動しては
寝返りのようにまた横たわる…を
繰り返す1日。
そして
9月13日の深夜2時頃
あの苦しく辛そうな表情はすっかりなくなり
ほんとうに眠るようにきれいなお顔で
大好きだったレザーの座椅子の上にいつものように横たわって
冷たくなっていました。
………………………………………………………
今から9年半前の6月
うちに来てまだ間もない頃だったかな
家出しちゃってw
家族で探しても見つからなくて
“まさか家裏の小川に落ちたか?!“(;・∀・)
と思った私
夜中のその川に入って探し回ったのです。
川の中州のようになった所で
こちらを見つけ”フーっ!フーっ!!と
勝手にお怒りのロンを発見w
…引っ掻き回されながら連れ帰ったなあ・・
それからもよく家出しては
まる1日経って、しれーっと帰宅することも
あったよねw。。
………………………………………………
お医者は特に大嫌いだったね。
腎臓を悪くした時なんか
ドクターも私も、
皆が噛み付かれながら
引っかきまくられながら
注射して点滴して治療したね・・。
そう云えば“虫”も苦手だっけ。
特に“セミ”、恐かったねw
……………………………………………………
最近は
ずっと毎日糖尿病用のご飯を
少ししかあげられなかったから
必ず毎日、私の帰宅時は
一緒に2階までついてきて
少しだけおやつをあげてました。
食べ終えると
知らん顔ですぐに1階に下りてましたww
糖尿になってからはお水をたくさん
飲まざるを得ない状態でしたから
その分おしっこをいっぱいする訳で、
おトイレの砂をたっくさん買うのに
毎週末はスーパーへ行くのが
パパさんの私の役目でした。。。
でも
もう…
お砂も
おやつも買う事も
使うこともなくなっちゃった。
そして
毎日の玄関お出迎えも…もうないんだ・・
いつもごはん食べてたお決まりの場所
もう今は何にもないよ……
春や秋の
お天気のいい日は
縁台で、のんびりお昼寝が
この二年の習慣だったよね…
…
でもロン、
もうあんなにお水を飲まなくてもいいよ。
ごはんも我慢しなくてもいいんだ。
たぶんやせ細っちゃった足も
天国ではすっかり治っていて
いっぱい走り回れてるはずだね。
出なくなった声もちゃんと出せて
いっぱいおしゃべりしているはずだね。。
毎日あたたかな天国で
君はのんびり過ごせるはずはずだね。
……………………………………………………
10年前
餓死するかもっ・・ていう状態だったロン。
ロシアンブルーが飼いたい!ってずっと
言っていた
そんな我が家に君が来てくれたのは
ある意味“奇跡“でした。
………………………………………………………………
この10年の間
君は幸せだったろうか?・・
人生(ネコ生?)を全うできたのだろうか・・
最後は苦しい数日だったけど
逝く時は安らかだったのだろうか・・・
もう2度と逢えないね・・ロン。
君のおかげで、うちには毎日
花が咲いて.明るくて
楽しくて……
幸せをくれた君のおかげだよ。
それは間違いなく。。
いままで
ありがとう・・ほんとにありがとう。
いつか私も君に逢いにいくから。。
覚えててな。