バレンタインデー | ちっぴのブログ☆CHIPILOG

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美しい大人を目指す私の日々

手作りのお菓子ほど愛情あふれるものはない。


お母さんが子どものためにおやつを手作りしているなんて、まったくもって幸せな家庭の象徴のような気がするし、以前、友達が焼いて持ってきてくれたケーキには感動した。


お菓子を作る人、エライ。


だって、お菓子作りって、きっちり分量を量ったり、何度も粉をふるったり、ものすごく面倒なんだもの。


「お菓子は売っているのにはかなわないよ~」


と言ったのは、うちの母。娘の私もそう思う。愛情というプライスレスな部分は横に置き、売っているお菓子には、そう簡単に太刀打ちできるものではない。そんな持論をもつ親子である。我が家のキッチンからお菓子の焼けるいい香りが漂うことがほとんどないのも、自然な話。


そういうわけで、私は今年もバレンタインデーに手作りお菓子はやりません。振り返れば、過去、バレンタインデーということで何度か手作りにトライしたことがあったけど、ろくなことがなかったな…。


学生時代に作ったスィートポテトは、どこからどうみても馬糞のようにしか見えなかった。その上、味も単なるイモ。


うちのだんなさんにも、一度だけクッキーを作ったことがある。手の平の皮がむけるほど、力いっぱいバターか何かをこねくり回したわりに、できあがった一品は我ながらふつうの味。美味しいとは言いがたかった。


「あんまりうまくできなかったけど」


と言って差し出したところ、


「お、クッキーじゃん!!」


食いつきは良好の彼だったが、味に対するコメントがなかったと記憶している。あれ以来、お菓子はもう作らないと心に決めた(執念深いと言わないでーーー叫び)。


いいんです、人それぞれ百通りの愛情表現があるんです。


今日、私は吉祥寺の喫茶店でだんなさんにコーヒーとケーキをご馳走しました。そしてSAPPOROとROYCEのコラボレーション、Chocolat Breweryをプレゼント。チョコレート風味の発泡酒です。さらに、もの珍しいのでいつだったか買っておいた瓶入りのベリーニの栓を抜き、小さいつまみを何品かつくって、二人仲良く晩酌しました。ベリーニのピンクは愛らしく、バレンタインにぴったりでした(食事に合う合わないは別として)。


これが今年のバレンタイン。


こうしてバレンタインデーの前日に、まるで当日のような動きを見せたのは、明日の夜、私は用事があるのです。ダンス教室に行かなくてはならないのです。今日の一連の彼へのおもてなしが、自己都合の愛情表現ではないってこと、だんなさんはよーく分かってくれていることだろう。



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