年末年始に、雑誌を数冊買い込んだ
久々にVOGUEを開いたら、佐藤初女さんが載っていてびっくり
びっくりというか、すこぶる意外。
キレイなオネエチャンでもなければ、ファッショニスタでもない。
88歳の佐藤初女さんの写真はどう見ても普通のおばあちゃんで、VOGUEとは無縁の存在だと思っていた。彼女がファッション誌に登場する時代になったのねぇ~![]()
ドキュメンタリー映画「ガイアシンフォニー(地球交響曲)第二番」で彼女を知ったのは、かれこれ前。
青森で、「森のイスキア」という、土地の食材を生かした手料理で悩みを抱える人たちをもてなす施設を主宰している佐藤初女さん。
存在を知ってはいたものの、こうして彼女に感化されたのは、VOGUEで遭遇した彼女の言葉のおかげ
「未来の自分、にどれだけ時間をかけますか?」という巻頭のコラムで引用されていたそのフレーズに、赤でラインを引いてしまった。雑誌なのに。
「手間をかけることは、心をかけることだと思います。
そして、心をかけるということは、時間がかかるんです。」
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
私、なんかずーーとおかしいと思ってたのよ。私のやることなすこと、すべてに時間がかかりすぎて、変だなぁと思っていたの。
そう、きっと、私、何事も無意識に心をかけすぎて、あんなに時間がかかっていたんだわ。家事はもちろん、ちょっとしたお礼のハガキも、朝のメイクも、すべては心をかけすぎていたせいなのね。
合点がいった![]()
私のこの解釈が合っているか否かは別としても、突如として気が楽になったのは確か![]()
毎日のご飯支度に時間がかかろうが、やろうと思っていたことが上手くはかどらなかろうが、しょうがないよ~、心かけてるんだもん、と容易に自己正当化できる。イライラしなくなった![]()
佐藤初女さん、ありがとう。
VOGUE、ありがとう。これからは、また定期的に読むことにするよ。
昨年末、いろいろな方から、いろんな食材をいただいて、ものすごく時間をかけて料理した日があった![]()
あの日は、「あたしゃ、今日やったことと言えば、料理だけだよ…
」となんだかへこんだが、今なら納得。手間をかけて、おいしくいただいただけで、十分意味ある一日だったと。

皆様のおかげで、おいしい食事となりました。ありがとうございます![]()
ちなみに、この佐藤さんの言葉について、うちの夫(今年から相方改め夫と呼ぶことにした。呼び方にまつわるエトセトラは、また後日綴るとしよう。長い、長い自論があるからね。)に熱く語ったら、「ガイヤシンフォニーでも同じこと言っていたよ。」とあっさり言っていた。
同じ言葉でも、タイミングによって響き方は違うってことね。
私、映画もちゃんと観てたんだよ…![]()




