職場とおうちの往復だけの生活に慣れてきていた。
久しぶりに、外に出て、人に会うと
いろんな申告をしなくてはならなくなる。
黙ってるわけにはいかないし、
言ってしまった方が楽になる気がして。
人はみな、
驚いて、言葉をなくす。
私は
人の言葉をなくすことができる。
そんな人生を送っていることに、
度々気づかされ
今度は自分が、言葉をなくす。
二度と話をしなくてもいい世界が
いつか来ないかと、期待する。
あの人は持っている。
私は持っていない。
隣の芝生は、青く見える。
にしても、私の芝生は、青くない。
全然青くない。
生きているだけで、幸せだと思える日。
生きていくことに、幸せを見いだせない日。
持っている人にも、つらいことがあるのだろう。
しかし、どう考えても
私は、持っていない。
そんなふうに思う日もある。
あってもいいや、と思う。
明日
青くなればいい。
