以前ベース担当で組んでいたバンド、

PICO☆セカンド。

 

今日は、その時にずっとサポートギターをしてくれていたカズ君のライブに行ってきた。

 

 

 

 

PICO☆セカンドと、

グルーチ・グルーチョ(ボーカル担当のバンド)でもお世話になっているライブバー、

PAPPY’S。

 

 

 

 

今回は「田嶋と一成」で出演。

とても息の合った二人のライブは、

見ていてなんだか気持ちが良い。

 

 

 

 

 

 

お客さんも引きこまれていくような、

完成度の高い良いライブだった。

 

 

帰りにみんなでご飯を食べた。

すぐ影響される私は数日前の大失敗ライブのことを華麗に棚に上げ、

カズ君へ宣誓。

私「いつか絶対カズ君に”歌が上手くなったね”と言わせてやる」

そう意気込む私にカズ君は首を傾げた。

 

 

カズ君「39歳でしょ?練習しても物覚え悪くない?」

 

 

うん、これからはカズ君ではなく、カス君と呼ぶことにしよう。

お前なんかに濁点は贅沢だ!

 

 

とはいえ、確かに新しいことを覚えられないばかりか、

覚えたことをサラリと忘れてしまう。

むしろ最初から無かったんじゃないか、というほどに。

カス君さすがだよ、よく分かってるじゃない。

 

別れ際、最後にカス君は私に言った。

 

 

「頑張ってね」

 

 

出たよ、ツンデレ王子のカス君が。

カス君はお世辞を言わない。

だから私のライブが終わった後はカス君にアドバイスをもらうようにしている。

そのアドバイスでいつもボッコボコにされるけど、

それでも毎回私のライブは見に来てくれる。

カワイイヤツめ、本当は私のこと好きなクセに。

 

 

私「いつか絶対”歌が上手くなったね”と言わせてやるんだから、

それまで毎回ライブ見に来てね!」

 

 

しっかりと営業もし、

ご飯もおごってもらい、

ライブで疲れてるはずのカス君に車で家まで送ってもらうという厚顔っぷり。

うん、39歳だって悪くない。

なりふり構わず使えるものは使い、

図々しく、逞しく、図太く生きてやる。

もう寄り道しているヒマはないのだ。