経理の仕事 | ペッターの話

ペッターの話

延々と1人でブツブツやってる

疲れてる時ほど書きたくなるのは多分

寝ると朝が来て仕事になるのが嫌だから…。

夜更かししてツラいのは翌朝の自分なのに。


経理の仕事というと

請求書と睨めっこして電卓を叩いて

常に黙々と数字と対峙してるイメージが強い。

実際、私の仕事は承認業務なので

申請されてきた支払依頼や経費精算を

隅から隅まで確認して

不備はないかチェックするのが主な仕事。


しかし、黙々とやっているかというと

それは全く違う。

業務の半分くらいは

他部署への連絡かもしれない。


例えばまさに今は決算で忙しくて

連日帰れないのだが

決算ということは使ったお金を

全部計上しなければならない。

ということはつまり、申請をあげてもらって

経理が確認して承認しなければならない。

なので「◯日までに対応してください」と

全体に周知を行う。


全体に周知して、全員が見てくれれば

何も問題はないのだがそうはいかない。

1,000人を超える規模だと

どうしても申請してこない人がいる。

あとは申請して上長承認がおりてないとか

不備があって差し戻しているのに

気付いてくれてない、とか。

そういうのが100件じゃきかないくらいある。

それを個別に連絡する。

個別に連絡すると、個別に問い合わせもくる。

それに対応してる間に

別の部署から問い合わせがくる。みたいな。

割とずっとコミュニケーションに追われる。


現在、承認チームは4人いる。

うち2人は別の子会社を担当している。

私とアルバイトの人、2人で

本社の申請を全部見ている。

その数、マジで1,000件くらい。

月初の数日に対応する分だけで、このくらい。

そりゃ帰れないわけだ。


私はまだ入社して1年ちょっとの新入りだが

4人のうち2人は派遣、1人はバイトなので

立場的にはまさかの1番上。

承認チーム内でも不明点があると

私に問い合わせがくる。それに対応する。

部外からもくる。対応する。あー。


ところで経理は嫌われる部署だ。

なぜかというと、細かく期日だの数字だの

注意の連絡をしなければならないから。

向こうからしてみたら

「それくらい良いじゃねぇか」

と思うようなことも、言わなければならない。

大体インボイスのせい。


しかし嫌われて協力してもらえないと

お互いに困ってしまう。

経理は数字を計上できないし

他部署は経費を支払ってもらえない。

それだと仕事が回らないので

いかにお願いをするか、文面を考えるのも

非常に頭と気を遣う。


幸い、私はこういうことに慣れている。

前職のエレベーター会社では

年上の現場仕事のオジサン達相手に

業務催促をしていた。

催促して逆ギレされたことも何度かある。

期限内にやらない相手が悪いが

こっちだって逆ギレされたくないので

耐えて耐えて平身低頭で連絡をしていた。


そのスタンスが身に付いてるので

今でも他部署に対して

「お忙しいところ申し訳ありません」

「こちらの申請が滞っているようです」

「恐れ入りますがご対応頂けますと幸いです」

といった具合に、当たり前のように

丁寧にお願いをしている。

そんなことを1年ほど続けているので

最近、ちょっとずつではあるが

他部署の担当者に協力的な方が

増えてきたような気がする。


以前、オープンな場所で

他部署への対応をしていたら

部長から突然DMが飛んできて

「ペッターさんの丁寧な文面は

非常に好感が持てます。

経理部内でも見習って欲しいくらいです」

と褒められたことがあった。


また、先日課長面談でも

「他部署へのやり取りで

感情的にならずに丁寧に対応するのは

実は誰でもできることではないんですよ」

と褒められた。


ストレスはしっかり溜まってるんだけど。

割と当たり前のようにやっていることなので

これは自分の強みだったんだなぁ。


とはいえコミュニケーションは苦手なので

藤岡藤巻の窓口は向いてないと思う。

あっちのTwitterの返信が遅いのは

頻繁なやり取りが疲れてしまう、という

理由がある…。仕事じゃないのでね…。