ちょうど先週の１０日、琵琶湖の近江舞子でのイベント

「雨宿りには音楽を」のピアノ調律を依頼され行って来ました

ヤマハの古いU1というピアノで、昨年に長年放置後に半音上げをしたという記録

記録表に寄ると友人の調律師が作業を行っていたようでした

パン屋さんの倉庫に普段は置かれているようですが

錆とカビが酷かったです

一番怖いのは、全弦がいつ切れても不思議でない状態になっていて

錆による劣化が激しくて、弦がもう悲鳴を上げているのも感じられた

こういうイベントなので、一番気を付けないといけないのは

調整時に弦を切る事

こちらのミスでは無いのだけど、責任みたいなものは付随して来てしまう

特に低音部の弦は直ぐに手配できるものでないので、とんでもない事になる

特に注意して調整しなければいけない

ピアノの事を深く知らない方達は、古いケアされていないピアノの危険性を理解されてないので

なんでも使えるものと思ってしまうのだろう

しかしまぁ、もう受けてしまった作業なので、まずは無事にこなすしかない

２０年ほど前に色々複数の作業を受けて結果が悪かった経験もあった

自分の失敗という訳でないけど、周りは分からないので、そう判断される

そういった経験が生きるというか、何を優先すべきか？が今は失敗しなくなったようにも思う

注意深く気遣いながら、なんとか無事に終える事が出来た

動きの悪い箇所１０か所ぐらいを修正し、整音もやったので、本番は満足に使えたと思う

しかしイベント終わったら又、パン屋の倉庫なのかな～調律をまたされ無くなったら

今度こそ使い物にならなくなるのにな～

ちょうど作業が終わった時にリハーサルが行われて

ビーチボーイズのナンバーの「DisneyGirl」が女性ヴォーカルとギターで演奏された

わりにマイナーなナンバーだと思うが、非常に美しい曲で私の大好きな曲で

なんだか自分の為に聴かせてくれたようで、感慨深かった

ディズニーガールはブルース・ジョンストンという

ビーチボーイズがサーフィンロックでイケイケ時代が終わって

神のみぞ知るとか、ブライアン・ウィルソンが聖域に入った頃に

ツアーに精神的に参加できなくなったブライアンの補充メンバーとして

ブライアンからの依頼で加わったメンバーで

作曲能力も高くグラミーも後に受賞している人物

コーラスがかなり上手いらしく、いろいろなアーティストの録音に参加依頼されている

そのブルース・ジョンストンの書いた曲です。

本当にこういう曲を書きたいって思うような優しさ溢れてちょっと切なくて素晴らしいです

ディズニーガールは当時泣く子も黙る勢いだった

「愛ある限り」のキャプテン＆テニールのヴァージョンも確かあった筈

ブルース自身のヴァージョンもあるが

リハで聴けたのは明らかにビーチボーイズのヴァージョンで

メロの取り方がそれぞれ微妙に違うので直ぐ分かります

是非聴いた事のない方は知って欲しい１曲です

DisneyGirl（雨宿りには音楽を、、、）