こんにちは
川崎市多摩区稲田堤のピアノ教室のらぼーなです
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レッスンの様子や出来事
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子供の時代の温かな思い出
この数週間でリンドグレーン作品を続けて読んでいます。
アストリッド・リンドグレーンはスウェーデンの作家で、「長くつしたのピッピ」で有名です。
ピッピの物語は、私は子供時代に読んで
確かテレビでふるーい実写映画も観たことあるような、ないような記憶がありますが、とてもお気に入りの作品でした。
ピッピという強烈な個性が、当時の私を惹きつけたのは言うまでもありません。あんなに尖っていて、誰かに合わせることもなく、顔色も伺わず、完全に自立している。
大人の顔色を伺って、「良い子」でいることを当たり前に過ごしていた私は、当時心からピッピに憧れました。
今、改めて読み返して、その頃の自分に戻ったように憧れる気持ちが湧いて、懐かしいような新鮮なような
読書体験の素晴らしさを感じます
「やかまし村のこどもたち」は最近知って、初めて読みましたが、ピッピの様な強烈な個性は無いものの、子供たちの遊びの日常が瑞々しく描かれています。
干し草小屋で眠ったり、秘密の野いちごスポットを見つけたり。
時代も国も環境も違う、都会で暮らす日本のこどもたちは、きっと手に入れられない生活が、そこにはあって、でも作品を読むと自分も作中の人物になって遊んだ様な気持ちになる。読書を通じた追体験が、遊ぶ環境が貧困になってしまった都会の子供たちの想像力を豊かにしてくれるでしょう。子供たちにはたくさん良い作品に出会ってもらいたいものです
たくさん本を読んで、イメージの引き出しがある子は音への表現力も豊かです
【鐘の音】をピアノで表現する曲は子供の教本の中にもたくさん出てくると思うのですが、ヨーロッパの鐘のイメージが持てない子もたくさんいます。もちろん実物を見たことがある子は少ないでしょう。しかし絵本や読書で外国の鐘のイメージを持っている子は、街に鳴り響く鐘の音をピアノで表現することができます。
それにしても、ピッピのエンディングはこれ以上ないくらい素晴らしいです