● 上達の基本は【基礎7割】は本当だった!!
生徒さんのレッスンを通じて、最近ものすごく痛感するのが
【基礎】の大切さ。
ハノン、ツェルニー、バッハ、ショパン、、色々な曲をレッスンしていて感じるのは
「基礎はどの曲を弾いても、全てに通じている」ということ。
皆さん、ピアノってどこで弾くのか、意識をしながら弾いていますか❓
「ピアノって、どこで弾くと思う❓」
小さな子供の生徒さん達によく聞く質問ですが、ピアノって当然ですが「指」で弾くんですよね。
ところが、その指の動きに注意を払わずに弾いている方が実に多いなと、感じる事がよくあります。
・腕を上下に動かして弾く癖のある人
・指を滑らせて弾いている人
・音の切れが悪く、不明瞭に聴こえる人等々・・・
上記に心当たりのある方は、指の動きを見直した方が良いかもしれません。
メロディーが不明瞭に聴こえる場合は、指の打鍵や離鍵・タッチに問題がある場合がとても多いです。
ピアノの音が鳴るメカニズムは、ハンマーが弦に当たる事。
ハンマーはフェルトで覆われていますが、速く当てるのか、しっかりと当てるのか、ふんわり当てるのかで音は当然ながらに変わってきます。
これをコントロールしなければ、ピアノは綺麗に奏でることは出来ません。
この指のテクニックを、基礎となるハノンや練習曲で習得していくわけですが、正しく学べていない方が多いなと感じます。
大人の方に至っては、この基礎練習をしていない方も多いですよね。
基礎って、その時は分からないかもしれないですが、基礎をしっかりと身に付けると1年後、3年後、5年後と、その未来の自分の姿が大きく変わるのです。
大人の生徒さんのサークル活動を本格的に始めて2年・3年と経過した今。
皆さんのピアノの腕前を改めて振り返ってみると、本当にびっくりするほどに上手になっているのですが、
「この理由って、一体何なんだろう❓」
そう思って考えてみた時、頭に過った確固たる答えが
【日々の練習のルーティンに、基礎の教本を入れているから】なのですよね。
ツェルニー練習曲を日々の練習に取り入れている方は多いかと思います。
でも、その内の何人が「教本の意図」をしっかりと汲み取って練習しているでしょうか❓
教本って、やればいいということではなくて、大切なのは「中身」なんですよね。
ツェルニーは、1番・2番と、その課題につき習得したいテクニックがギュっと詰まっています。
その課題をしっかりと身に付けて合格していく人と、音があっているか間違っているかだけで合格していく人では、1年後、3年後、5年後と、自分の未来の姿が変わるのは分かりますよね❓
【上達の基本は基礎7割から】
今の姿は、過去の努力の成果です。
もし過去を振り返って上達を感じられないのなら、練習法を見直す事をおススメします。