《ひとりひとりを大切に》
心を育むピアノ教室
出口比呂子ピアノ教室《ぴあの広場》
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叱ること。
私はピアノのことで叱ることはありません。
小さな生徒さんの場合。
お教室のものを乱暴に扱っている。
ふざけてしまったのがエスカレートして止まらなくなる。
など、ピアノが弾けた、弾けない以外のことになります。
小さな生徒さんの場合、お母さんが一緒に来ています。
当教室には、「叱られ場所」があり、それは
教室のドアを開けてみんなの本がたくさん置いてある本棚の前です。
「もうこれは、言わないとわからないな!」
と、思ったら、
「ちょっと、こっちにいらっしゃい!」
と、ドアを開けて本棚の前で、私はかがんで生徒さんと視線を合わせてハッキリ言います。
お母さんはレッスン室に居て、話は聞こえません。
そして一通り、生徒さんに何故自分が叱られているか、を話し、絶対同じことはしない、と約束します。
お母さんは心配そうにガラス越しに見ています。
お母さんに減らず口をたたいた場合には、
「お母さんに謝りなさい!」
と、生徒さんが謝ったら直ぐにササッと、
レッスンに戻ります。
また、ふざけのエスカレートは、
「ふざけるのと、楽しいのは違うよ。ふざけてると全然楽しくないじゃないか!」など。
何故、そういう形になったか。
それは、自分が子育てをしている時。
娘がピアノをある先生に指導して頂いて
先生が注意した時、娘の態度が悪かった。
それを目の前で見ていたら、親の私がヒートアップしてしまった経験です。
先生より、私が怒ってしまったのです。
先生が唖然とするくらい、私が叱りつけました。
気持ちが止まらなかった。もう真剣です。
単に私の人間性が未熟のせいかもですが(笑)
だから、そういう場面の親御さんの心情が
よくわかります。
親御さんの前で先ず叱らず、「叱り場所」で話し、納得させてからレッスンを続ける。
そのあとお母さんに、私から何を話したか、何を叱ってきちんと理解したか、を説明します。
「叱られ場所」があると子供さんにも分かりやすいと思います。