Lesonfrancのブログ

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日常の音楽活動や思うことあれこれ。

そんな訳でオアシスに浮足立った私ですが 

XでMUSIC LIFEの元編集長で音楽ライターの水上はるこさんのこの投稿を読んで、心に響くものがありました。

(その投稿をスクショでご紹介します)








 何を隠そう私が高校生だった1980年代、洋楽に夢中になった頃は、第二次British Invasionと言われた位、アメリカのヒットチャートはイギリスのバンドに殆ど埋め尽くされていました。(ちなみに1980年代始めの頃、アメリカのヒットチャートに登るアメリカ人はマイケル・ジャクソンとビリー・ジョエル位と言われていて、ご承知の通りマイケルには夢中になっていました。)

パンクより後、ニューウェイヴとか、初期のデュラン・デュランのようなフリフリ衣裳のニューロマンティクスとか言われていた時代です。そんな最中ですから、専らの関心はアメリカよりイギリスに、ブリットカルチャーに向いていました。

確か1984年頃にはMUSIC LIFEの編集者(当時の編集長は東郷かおる子さん)がブリットカルチャーに特化した"RIO"という雑誌を創刊し、創刊号は大好きなデヴィッド・ボウイの来日特集もあり、私にとっては夢のような雑誌で狂喜乱舞しました‼️

 

そして水上さんの投稿を読んで、アラン・シリトーの「長距離ランナーの孤独」や「土曜の夜と日曜の朝」を読んだ記憶が蘇りました(今まで忘れていた位なので内容は忘れました💦)。多分ブリットカルチャーへの憧れから、アラン・シリトーに行き着いたのでしょう。

そして、その流れがオアシスまで繋がっているとなれば、オアシスをリアルタイムであまり聞いてこなかったにしても、何だか自分の中でくすぶる炎みたいなものを感じる理由が分かる気がします。

 そしてオアシスの代表曲の一つ(前投稿にも動画を貼りましたが)"Don't Look Back In Anger"のタイトルを見た時に、水上さんの書いておられた映画は見ていませんでしたが、真っ先にデヴィッド・ボウイの"Look Back In Anger"を思い出しました。1980年代から洋楽を聞き始めた私にとってのデヴィッド・ボウイは"Let's Dance"からですから、リアルタイムには知らないのですが、そのLet's Danceを携えた"Serious Moonlight Tour"のオープニングナンバーであった事をコンサートは見れませんでしたが、ラジオか何かで聞き、実際にこの曲を聞くことになったのはもっと後、1988年ソウルオリンピックの年に韓国人前衛アーティストのナム・ジュン・パイクのビデオアート作品をテレビで放映したWrap Around The Worldの中でボウイが前衛バレエ団のLa La La Human Stepsとのパフォーマンスで歌った時でした。


Look Back In Angerがブリットカルチャーのキーワードであるという事もこの投稿で知って

それは興味深く、そしてそれは私の中にあるワクワクの要素に繋がっていました。

10月25日(土)


東京ドームでoasis再結成ライブ見て来ました。

チケット購入が当たって1年弱。
私は初めてのoasisでした。

その前に前座でこれまた初めてアジアンカンフージェネレーションのライブを見て、こちらもなかなかの素晴らしい演奏でとっても良かったです♪

そして時間通りoasis登場!
考えてみれば東京ドームでコンサートを見るのはポール・マッカートニー以来。あれは2013年頃かな?だとしたら、もう干支が一回りしていますね!
最近のライブってモニターの大画面も凝っているのですね!オシャレでビックリしました。まるで生演奏を聞きながらミュージックビデオを見ているような気分。


本人達は米粒位だけど、三塁側の2階スタンドという席にしては正面に近かったので満足です。


水道橋からドームに向かう途中、後ろを歩いていた人達が
「どうせ米粒位にしか見えないけど、コンサートに参加するというのが楽しいんだよ」と話していました。
まさにそうですね。いくらテクノロジーが発達して動画で見れても、この臨場感はその場にいた人しか味わえない。やはり見に行って良かったと思いました。

夫はこれは冥土の土産になったとか言っていますw

やはり男性が多かったかな。女性トイレに並ぶ人より男性トイレに並ぶ人が多い光景って生まれて初めて見ましたw

それにしてもoasisってあのギャラガー兄弟2人でないと生まれない奇跡の化学反応なのだなと改めて思いました。
ちなみにバンドメンバーの演奏も素晴らしかった。あのサウンドにも感動しました。

5万人の観客皆で歌ったDon't Look Back In Angerは圧巻でした。


ラストにリアムがタンバリンとマラカスを全部頭に乗せてステージを去る途中でノエルに抱きついて、会場からどよめきが。当然の事ながらその時頭に乗せたものは全部落ちました。

そしてラストはサンセットの映像でした。


暫く浮足立っていた私。
そこにはBrit Cultureにハマった10代の頃の感覚が呼び覚まされたのかも。

その点については、また次回。

原田マハさんの作品は一度読んでみたいと思いつつもまだでしたので、今回この本をチョイス。

読了後に感想を書きたくても、私の中での大事な要素がてんこ盛りで文章がまとまらず。

とりあえず箇条書きで。

まず、タイトルが良い
「たゆたえども沈まず」はパリの標語であり、セーヌ川を指している
つまりセーヌはパリの中心にあり、大昔は度々氾濫を起こしては伝染病をもたらしたりしたけど、それでも皆セーヌが大切で。
嵐が来ても小舟になって、たゆたえて嵐が過ぎるのを待てば沈む事はないという意味。
この物語のキーワードとして何度か登場します。

この作品は、原田さんならではの美術史を元にした小説でよく出来ていた。
画家のフィンセントと画商のテオのゴッホ兄弟と林忠正という実在の日本人画商とその後輩で架空の人物宇野重吉が主たる登場人物。重吉はテオと友人関係にあり、ストーリーテラー的存在。

日本人が好きなゴッホの作品とゴッホの人生。浮世絵を愛する弟テオのフィンセントに対する献身と葛藤。
そのテオの気持ちに何度もグッと来た私でしたが、フィンセントの死についての話は巧みであった反面、テオの死は映画で言う「ナレ死」であったのがちょっと呆気なかったかな。

ゴッホの作風に影響を与えた浮世絵
英泉、北斎そして歌麿
今大河ドラマで見ている蔦重が世に出した浮世絵師の作品が江戸時代を経て、明治時代、パリ万博辺りからヨーロッパで大人気となる。そして林忠正は浮世絵を扱う画商としてパリで大活躍する。そんな繋がりにも感銘を受けたりして。

余談ですが、私が東京日仏学院でフランス語の勉強を始めた頃
テキストに「これは誰ですか?」という問に答える人物が何人かいて、その中にゴッホの自画像があった。フランス人の先生は「日本人はゴッッッホと言うのでしょ?」とちょっとおどけて言った。そして「フランス語ではヴァン・ゴーグと発音します」と。
ヴァンゴーグ?文字で見ればそうかと思うけど、音だけ聞いたら誰だか分からないなと思った。
この作品の中にもテオやフィンセントをフランス人が「ヴァンゴーグ」と呼ぶシーンがあり、何だか懐かしく思い出した次第。


私の大切な一冊となりました。