最高のピアノの教室ってなんだろう? 

こんにちは

 

 

ピアノのレッスンってみなさまはどんなことを先生のところでやっていましたか?

どんな教材をつかって、どんな作品をひいて、どんな発表会にでていたでしょうか?

 

いまから約45年ほど前。。。わわ、半世紀近い。

ピアノの先生として都内、杉並で教室をしていた時です。

発表会のたびに趣向をこらして、

音楽自体を、発表会自体を楽しめる企画を立てておりました。

 

プレゼント プレゼント プレゼント 

 

それまでの外の仕事をすべて辞めたのは、(スタジオの仕事など)祖父の介護が、母の負担になっていたからです。

 

大きなスピーカーでスタジオの中で最高の音を聴き、

レコーディングに立ち会い、

ピアニストとして弾いていた生活とは全く違う毎日に切り替えました。

 

マイク ギター ドラム 

 

其の当時、

「今のピアノの先生はどんなことをしているんだろう」と現状をしらないことに気づき

興味をもち、検証をはじめました。

 

目 目 目

 

他の先生からお預かりしたお子さんに

「何使ってるの?どんなレッスンしてたの?」と聞いたり、

 

同級生だった現役先生にきいたり。。。

 

ピアノの先生という立場からご無沙汰をしていた私は、其の情報をもとに

「生徒さんが楽しくて、辞めないピアノ教室を目指す」

とスローガンを掲げました。

 

なぜかというと、、教材は昔と変わりなく、

だからといって「今の音」で遊ぶ工夫が少ないような気がしたからです。

 

当時は「今を生きている子供たちに、大人たちに、何がおしえられるか?」を

毎日、毎日、考えたものでした。

 

地球 地球 地球 

 

わたし、クラシック好きですよ。すごく好きです。

でも、学ぶだけではなく、音楽で遊ぶことも大事にしたかったのです。

 

それこそが私が幼い頃に「音と遊ぶ」という楽しみを得て

スタジオやレコーディングで、その「音色」と直面したからこそ思いついたことです。

 

バレエ ゴルフ ランニング カバン ふんわりウイング

 

さあて、どうしたら最高のピアノのお教室がつくれるか、

そこにフォーカスしたのはいいけれど、まずは教材のリサーチから。

 

アメリカ フランス イギリス ブラジル ドイツ 

 

あちこちの楽器店の本店に行っては、教材をリサーチしました。

 

さすがにバイエル一辺倒ではなくなっていました。

が、まだまだ、バリエーションは少なかった。

 

「まじめな性格の子はどれをつかっても同じ結果がでる」そんな感じでした。

 

私がほしかったのは、

こんなのあり???なるほど・・・というような、目から鱗の教材です。

 

サッカー 野球 バスケ テニス

 

ピラミッドはどこからみても三角形だけれど、底は四角。そういう教材です。

 

日本語訳もでていない教材には面白いものがありました。いわゆる輸入物です。

わたしが大好きだった曲集に、「ピアノなんて大っ嫌いだ」という曲集がありました。

 

どの曲も、

「だからピアノってきらいなんだよ」とか、

「僕、野球の方がすきだなあ」とか、そんな題名がついていました。

 

チュー チュー チュー 

 

挿絵も最高で、英字新聞の皮肉たっぷりの社会漫画のようでした。

薄くて、すぐ一冊終わってしまいそう。でも一冊終わるって励みになる。

 

アメリカ アメリカ アメリカ それをみた時、これはアメリカに行かなきゃ、、と思ったのです。

こんな面白いもの、世界にはあるのにって。

 

飛行機 飛行機 飛行機 

 

ジャズのミュージシャンが書いた「エチュード」も素敵な音でしたね。

初心者から、ドミソだけではない、スパイスの効いた音が入っています。

難易度はAでも、サウンドは最高。。。ふんわりリボン

 

先生って、自分の技量以上のことは教えられません。

それをしている方も中にはいらっしゃるけど、、お手本が弾けなければ、、

かっこ悪いし、私はちょっと恥ずかしい。

 

グラサン

 

私には、超絶技巧のリストの楽曲なんて、今はちょっと勘弁。

学生時代から、得意ではありませんでした。

 

飛び出すハート 飛び出すハート 飛び出すハート 

 

私は、ヒンデミットや、モーツアルトの2楽章、バッハや メシアン、

即興や、出版されたばかりの出来立てほやほやの曲、連弾が好きでした。

 

爆笑 爆笑 爆笑 

 

リストが得意じゃなくても、

其の分、自分の得意な分野をお教えすることが特徴にもなると思います。

 

びっくりマーク びっくりマーク びっくりマーク 

 

そう、ピアノの先生って一口にいっても色々な方がいらっしゃる。

自分が「これだけは磨いてきた」っていう胸を張るものがあればいいと思うのです。

其のためには、何をしたらいいんだろう。。。

 

笑私はなにしろ、レッスンが楽しいこと。

笑想像を絶する内容を考えつくこと。

笑発表会に工夫をするのが好きなこと。

 

難しい曲を間違いなく弾くこと、、ではありません。

ひっくり返ってもそうではありません。

だから、何も決めずに、とにかくあの土地に行ってみようって思ったんですね。

 

そして、案の定、面白いものがいっぱい見つかりました。

これ?こんなの??たしかに、、ありかも。。。楽しいじゃないかあ。

 

5月の連休にいつも発表会をして、その後2週間ぐらいレッスンをお休みにして、

3年間ほど続けて、アメリカの楽譜屋さんに行っていました。

 

いま、また、この旅もやってみたい、、そう思っています。