皆さま こんにちは♪

 

ピアノの演奏解釈や表現を

どのように楽譜から読み取って

いますか?

 

 

その方法は数え切れないほど

たくさんあります。

このブログをお読み下さる方々は

既に色々な方法をご存じのことと

思います。

 

 

今日は

数ある中から一つご紹介いたします!

 

 

皆さんは

曲の「調性」を意識して

練習したことがありますか❓️

 

 

「なぜその調性で書かれたのか」

 

「もし他の調性なら

どのような違いがあるのか」

 

 

「調性」が異なれば

(ト長調とヘ長調などのように)

雰囲気が変わるのは

もちろんのこと、

表現する内容も変わります!

 

 

例えば

ワンフレーズだけでも

「移調」して弾いてみると

その違いに気づくことができます。

 

 

移調が難しい場合は

より簡単な方法として、

実際の音より

「半音高く」

「半音低く」

弾いてみると良いですね。

 (右手部分だけでもOK)

 

 

それでは、

ドビュッシー:

「亜麻色の髪の乙女」

の冒頭部分を例に挙げて

考えてみましょう。

 

 

原曲は

「変ト長調」で書かれていて、

「レ♭・シ♭ソ♭・ミ♭ソ♭シ♭・レ♭シ♭ソ♭・ミ♭ソ♭シ♭・ソ♭」

と始まりますね。

 

 

これを

半音上げて「ト長調」にすると

「レ・シソ・ミソシ・レシソ・ミソシ・ソ」

となります。

 

明るさが増し、

伸びやかで開放的、

清々しさを感じます。

 (感じ方は人それぞれです)

 

 

次に、

半音下げて「ヘ長調」にすると

「ド・ラファ・レファラ・ドラファ・レファラ・ファ」

となります。

平安を感じさせ、温かな響きで

牧歌的な雰囲気です。

 

 

ト長調とヘ長調の二つを

比較してみても、

音楽の印象が異なるように

演奏の表現も自ずと

変わってくるのですね。



では、

原曲通りに(変ト長調)

もう一度弾いてみましょう。

 

 

気品があってソフトな響き、

浮遊感が漂っています。

微かな風や空気の動きが

感じられます。

ファンタジーの世界を

彷彿とさせる音楽に

聴こえてきませんか?

 

 

楽譜に記された音を

当たり前のように

読んでいくのではなく、

あえて音を変えて(移調して)

弾いてみると、

本来の音を

「特別な」「唯一無二の」

ものとして

捉えやすくなります。

 

 

楽譜に書かれた

その調性・その音だからこその

「意味」「表現」

何か感じられるのでは

ないでしょうか。

 

 

すると、

「もっとこんな音色かな」

「こんな表情で弾いてみよう」と

イメージが膨らんでいくでしょう。

 

 

このように

「調性」にも耳を傾けてみると、

新たな発見・解釈が生まれる

「きっかけ」となります!キラキラ

 

 

様々な楽曲に対する

見方・捉え方・聴き方

変わっていくのでは

ないでしょうかにっこり

 

 

🌹体験レッスンも行っております。

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