少し過ぎましたが、三叉神経痛の開頭手術から5周年です。
再発もなく細かな記憶が薄れがちですが、ICUと脳膿瘍の記憶だけはなかなか消えてくれません。
* 4周年記念日に書いた記事です。
5周年のめでたい日、なかなかアテロームハゲが良くならず、連日皮膚科に通院していたのですが「経過観察」の一点張り。
良くなるどころかアテロームがプニプニと膨らんでくる始末。
何だかモヤモヤ…
悩んでいても仕方ないので、セルフセカンドオピニオン発動。
いくつかのメディアに出ている皮膚科に行きました。
ハゲを見るなり先生が「これは切らないと治らない。今の状態だと悪化してハゲる範囲が広がるよ。」という事で、その場で同意書を書き、ベッドにうつ伏せになり、何本か麻酔注射を打ってもらい頭皮を切開してもらいました。
同意書を書いている時、5年前の脳膿瘍の緊急開頭手術の時を少し思い出し、妙な高揚感を感じてしまいました。
切開後、先生がプニプニのアテロームをギューーーーーーーーっと押し(痛い)内容物を出してくれ、頭皮がペタンコになり正常な感覚に戻ったのが分かり嬉しかったのですが、すぐに切開部にガーゼを詰め込み始めました。
アテロームとはこのような構造。
先生は中身を出した袋にガーゼを詰め込みながら「お、ガーゼいっぱい入るなぁ。これ、予想以上に袋が大きいね。」と嬉しそうに言っていましたが、果たして今どれくらいの量のガーゼが私のアテローム袋に入っているのか不明です。
その後、何かを頭に看護師さんが貼ってくれ
・袋に詰め込んだガーゼ交換が必要なので、高い頻度での通院が必要
・全ての治療が終わるまでシャンプーは厳禁
と言われました。
何だかよく分かりませんが「多分、今日切られるな。」という予感があって、フェードをやめて短めの坊主にして念入りにシャンプーしてから皮膚科に行ったので良かったです。
少し前、アテロームに悩まされている、野生爆弾くっきー!さんの画像を記事に載せました。
私の術後。
くっきー!とお揃いになりました。
このテープは「マルチポワテープ」というものらしく、剥がれたらすぐ貼り直しが出来るよう看護師さんに聞いて同じものをAmazonのカートに入れ、ついでに、ドライシャンプーシートとメロリンガーゼを追加してポチりました。
経験上、頭が洗えないのはかなりのストレスになるので重宝すると思います。
マルチポワテープの出っ張り部分には、折り畳んだ普通のガーゼが入っていますが、私がポチったメロリンガーゼは、皮膚や傷口に張り付かないという少し特殊なガーゼです。
傍目から見ると少しパンチが効いたビジュアルで帰宅すると、のだめに「小さい帽子かぶってる?」と真顔で言われたので「皮膚科に行って小さい帽子かぶって帰ってくる人はいないと思うよ。」と答えました。
でも、くっきー!は実際に小さい帽子をかぶっているので、のだめと話しながら個性的な感性の持ち主はそういう考えに至るのかもしれないと思い変に納得しました。
今の状態で外出するのはキツいと思っていたのですが、試しにニューエラをかぶったら、ちょうど全てが隠れたのでメッチャ便利だと思いました。
* 少し前に購入。LAドジャース2024練習モデル。デカDロゴ。凄く通気性が良い生地です。
どれくらいで治るのかは分かりませんが、とりあえずモヤモヤとプニプニがスッキリしたので良かったです。
詰め物交換のための通院は面倒ですが、万が一の合併症を引きがち体質なのでキッチリ通院します。
明日から週末。
一応は病人なので、ちゃんと通院して帰宅したら「一軍のコーヒー」を飲んでゆっくりしたいと思っています。
* 一軍のコーヒー。シグリ。ブルーマウンテンの親戚です。
あまり穏やかではない5周年…
改めて病院選びの重要性を思い知らされました。
セルフセカンドオピニオンで皮膚科を変えていなければ、今も切開せず、プニプニと膨らんだアテロームに軟膏を塗って悪化させていたと思います。
何でも切るのが正解ではないですが、今回は正解だった思います。
噂では詰め物のガーゼ交換がかなり痛いらしいのですが「傷口の中の物を出したり入れたりすれば痛くて当たり前」なので、よほどじゃない限り泣き言は言わないようにしたいです。
* 前回に続き、ピン芸人永野さんの11年前のネタです。「にわかせんぺい」のアイマスクが既にツボです。