5/3(日祝)に演奏予定のベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」の曲目解説を書いてみました♪
「皇帝」ベートーヴェンの協奏曲のなかでも特別「交響的」な作品で、ベートーヴェンの全作品のなかでもとりわけ力強い作品のひとつです。
交響曲第5番、6番を完成した翌年の1809年に作曲されました。
この頃のベートーヴェンを取りまく環境は非常に厳しいもので、1809年にはナポレオン軍のウィーン侵攻が5月にあり、2か月間フランス軍の占領が続きました
ベートーヴェンの支援者のルドルフ大公やウィーンの皇族一族は疎開しましたが、ベートーヴェンはウィーンに残り戦禍のなかでピアノ協奏曲第5番とピアノ・ソナタ第26番変ホ長調「告別」等の作品を完成させました。
上記2曲はルドルフ大公に捧げられています。
初演は作品の完成の2年後の1811年11月28日にライプツィヒのゲヴァントハウスで行われました。
当時ライプツィヒのバウリー教会のオルガニストを務めていたヨハン・シュナイダーが独奏を担当し、満員の聴衆を熱狂させたと当時の新聞は伝えているほど好評だったそうです。
しかし、翌年2月15日のウィーンの貴婦人たち主催による慈善演奏会での初演は、ベートーヴェンの弟子、カール・チェルニーが独奏を担当しましたが、この協奏曲の規模と性格が会の雰囲気には相応しくなく、好評を得られなかったそうです。
以後、ベートーヴェンの存命中はウィーンでの再演はありませんでした。
ベートーヴェンの死後、フランツ・リストが皇帝を特に好んでヨーロッパ中で演奏したことから、この曲の偉大さが知れ渡り人気が高まり、現在ではクラシック音楽のピアノ協奏曲というジャンルの中でも屈指の名曲の一つとされています。
ちなみに「皇帝」という名称は、ハイドンやベートーヴェンとも親交のあったロンドンのピアニストで出版業も営む、ヨハン・バプティスト・クーラマーによるもので、クラーマー自身がこの曲を聴き壮麗で堂々とした印象から付けたそうです。
コンチェルトフェスタ2026
5/3(日祝)13:00開場 13:30開演
小金井宮地楽器ホール 大ホール(JR中央線 武蔵小金井駅 南口駅前)
全席自由 2,999円
私の出番は2番目です♪
ぜひ皆様のご来場を心よりお待ちしております🙇
