旅のきらめきAGAIN-3:ハケの情景3
前回の続きで、京王沿線の旅2011での
府中用水谷保分水レポートでの未公開画像を話題にしています。
※記事中の「ハケ」「ママ」とは東京西部の方言で「崖」の意。
▼ハケの下にある「城山公園」。左に白く見える建造物は古民家です。
谷保分水はあの公園の中を流れています。
▼公園内の様子。奥が高くなっているでしょ。これがハケ(=崖)です。
ちなみに中央やや左、柵の上の白いものはお昼寝中の猫ちゃん。
▼ハケの中の道。東西へ長くのびる崖線ですが、このように散策できる
場所は少ないので、貴重な道。
▼崖線と流れが離れると、このように視界が開けた地域に・・・
(注:この水路は谷保分水ではありません)
▼東京都水道局の施設「谷保一号水源」。後日調べてみると、
どうやら水道水の源として利用している井戸のようです。
日本の水資源の豊かさがわかりますね。
▼谷保天満宮と中央道国立府中インターの中間地域。豊かな田園風景。
▼再びハケ沿いの道を行きます。
ハケやママと呼ばれる崖線は、これまで何度も登場していますが、
東京西部のこのあたりは、ハケによって4段になっています。
4段のうち、ここは最も低い地域で「多摩川沖積地」。
左の崖線は「青柳崖線」といい、
これを上がった地域が「青柳段丘」。
PCで簡単な図を作りました↓
青柳崖線と一つ上の立川崖線は、だんだん近づいて
この写真の先で一本化します。
車で国立府中インターを出て、甲州街道へ走ったことのある人は
思いだして見て下さい。
甲州街道へ向けて、上り勾配になっていたはず。
これがほぼ一体化した青柳・立川崖線による坂道です。
▼これがまさにその場所の写真。右がインター、左が甲州街道。
左へ行くともっと高くなって、谷保分水をオーバークロスします。
その地点の写真が↓
▼木々が生い茂るハケと、その下の水路。右にちょっと写っているのは
下からこちらへ上がるためのらせん階段。
次回は谷保分水編最終回、府中市内へ入ります。