旅のきらめきAGAIN-2:ハケの情景2
京王沿線の旅2011の記事では公開しなかった写真を中心に、
府中用水谷保分水と、
それに平行するハケ(=東京西部の方言で崖のこと「ママ」とも)
について、再びバーチャル探索しています。
以前公開した「京王沿線の旅2011」の旅レポ本編の記事は
「谷保分水」でブログ内検索をお願いします。
なお、分水ではなく府中用水の本流を探索した「京王沿線の旅2010」の記事は
「府中用水」で同じくブログ内検索をかけて下さい。
今日はその2回目。
探索している場所の状況が簡単にわかるよう、
下のように解説を入れてみました。
こんな感じで、わかるでしょうかね。
この地域は、
用水路が網の目のように広がっていて、全容把握が大変困難
という話を以前もしました。
その大きな理由の一つに、地図を見ても?だから
という点があげられますが、
地図上で普通に分岐しているように書かれている場所も、
実際行ってみると、↓のようになってるんです。
実はここ、探索には重要なポイントでした。
水路を普通に辿っていくと「ここまで辿った水路」を
進むことになるのですが、
この先を地図で追っていくと、国立府中ICの下に潜って
そっから先の流れを追うことができません。
谷保分水は本流と再び合流しますから、
この命題をクリアするためには、
上の「地図上では分岐ていく水路」の方が
谷保分水と解釈するありません。
なのでこのプログでは、こちらを谷保分水として扱っていますが、
実際に現地へ行ったら、分岐していなかった!!
でも、たまたまこの日は、
増水や濁り水で全容が把握できかったのかもしれません。
中央のコンクリ建造物も気になります。
このように、現地へ行ってもわからない
というのは、ちょっとショック。
府中用水はネット検索しても情報が少ないのですが、
実際行ってもわからない部分が多いんだから、
インターネットで簡単に解るわけありませんね。
ちなみに府中用水の「本流」ならいざ知らず、
支流である「谷保分水」となると、ネット情報はさらに少なくなり、
「谷保分水」で検索をかけたら、
3番目にこのブログが出てきてしまいました・・・
以下、本日は谷保分水ではなく、さらに分水となった水路の写真です。
(道がなくてこっちしか通れなかったから・・・)
▼景色は里山の情景から変化しました。右は栗畑です。
上の写真の立ち位置から右を向いて撮影。
▼自然の情景と人工物が相まった光景。上の壁は中央自動車道。
▼流域で進められている開発事業。数年後には様変わりするでしょう。
左奥の建物はヤクルト研究所。
▼ほぼ同じ場所にある分岐点「弥五郎島堰」。左の水路は「田中堀」、
右の水路は「三田家堀」。
水路そのものは、再び1つに合流しますが、その時点で「田中堀」は
「松原堀」と名称が変わっています。
次回へ続きます!