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そんな彼女を、翔輝は「いってらっしゃい」と、寂しげに見送った。
 だから、今大和は坂井と楽しい会話をしているだろう。そんな事を考えると、自然にため息が出てしまう。
 翔輝はとぼとぼと歩き、机に向かう。そして、机の上に置いてある翔香の写真を持ち、寂しげにそれを見詰める。
 こちらに優しい笑みを向ける二度と会えない妹の姿を見詰める。
 最近またこの写真を見る事が増えてきた。今までは大和がいたから寂しくなかったが、今ではその大和は自分から離れて行ってしまった。そのせいで悲しみがまたぶり返してきたのだ。
「翔香???」
 翔香の写真を、翔輝は抱き締めた。目をつむり、もはや記憶の奥にしかない翔香の顔、声、匂いなどを思い出す。
「やっぱり、僕には翔香がいないと???」
「???翔輝」
 突然の声に驚いて振り返ると、そこには気まずそうな顔をして立ち尽くす武蔵がいた。
「む、武蔵???ッ!?」
「???あ、その、ドアが開いてたから???ごめんなさい」
 武蔵は目を泳がせながらそう言うと、慌てて部屋を出ようとする。
「待って!」
 翔輝は逃げる武蔵の腕を掴む。
「???は、離して」
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「???だって」
 武蔵は翔輝が手に持っている物――翔香の写真を見詰める。武蔵の視線に気づき、翔輝はそれを慌てて隠すが、効果はない。
「その、これは???」
 気まずそうに視線を逸らす翔輝。だが、それが武蔵には辛かった。
「???ごめんなさい。翔輝の邪魔をしてしまった」
「いや、そんな事ないから???逃げないでよ」
 最後の《逃げないでよ》はとても小さく弱々しい声だった。そんな翔輝の言葉に、武蔵は「???ごめん」と謝る。
「お前が謝る必要はないよ」
 そう言って、二人は黙ってしまう。その間には気まずいという雰囲気が流れている。お互い何を言っていいかわからず、口を閉じたまま。そんな中、翔輝はなんとか話題を作る。
「でもどうしたの? 僕に何か用?」
 そう訊くと、武蔵はうつむいてしまう。その頬はほんのりと桜色に染まっている。何度か口を空けたり閉じたりを繰り返し、意を決して心の中の気持ちを口に出す。
「???一緒に寝ようと思って」
 翔輝は基本は一人で寝ている。添い寝を嫌がり、いつも一人で寝ているのだが、今日は翔輝が心配で武蔵は添い寝の申し込みをしに来た――というのは言い訳で、本当は翔輝と寝たい一筋であったりる。
「???ダメ?」
 武蔵はいつものように断られるのを覚悟していた。が、
「いいよ」
 翔輝の返事は意外にもオーケーだった。武蔵は瞳を見開いて驚く。
「???いいの?」
「うん――今は、あまり一人にはなりたくないから」
 翔輝の言葉に武蔵は他人に向ける無表情を緩め、優しげな笑みを浮かべる。
「???じゃあ、寝よう」
「うん」
 翔輝と武蔵は着替えを終わらせると、そのまま一緒のベッドに入った。
 武蔵は緊張して何も言葉が出ない。元々基本的に無口な方である武蔵が何も言わなくても、あまり違和感はない。そんな武蔵を、翔輝は背中から抱き締める。そんな行為に武蔵はビクリを震える。明らかにいつもと違う。
「???翔輝?」
「昔ね、翔香と一緒に寝る時はいつもこうしてたんだ。こうしていると、身体全体で武蔵を感じられるから。武蔵もそうでしょ?」
 確かにその通りだった。背中から、彼の温もりを感じる。死角である背中は見えない恐怖ある。敵に背中を見せないのは後ろが怖いからだ。でも今は、そんな背中を愛しい彼に優しく抱いてもらっている。これほど嬉しい事はない。
 自らの背中を任せられるのは、一人だ