「ボンシュマン」(学芸大学)へ。
前菜:南仏野菜と穴子の冷製テリーヌ
魚:鯛のヴァプール・松茸添え
肉:仔鳩のフリカッセ・エストラゴンのクリームソース
デザート:川中島白桃のコンポート
テリーヌの南仏野菜部分はラタトゥイユのイメージとの事。とっさにディズニーのアニメ映画「レミーのおいしいレストラン」を思い出す。(あの映画ではラタトゥイユがキーになっていて、主人公のネズミの英語読みとのシャレにもなっている。)
精緻に味付けされた野菜と、脂の乗った旬の穴子とのコンビネーション。見事としか言い様が無い!
鯛はヴァプール。綺麗に蒸し上がった身には、ほぐした物と丸ごとの松茸が添えられてる。これで美味しくない訳無かろうが!押し寄せる風味の豊かさに感心しきり。
仔鳩のフリカッセは想像してた色合いと違って、むしろサルミに近い色。今回は白ワイン1本で通そうとしてたが、作戦変更。赤をグラスで追加注文。
この仔鳩も素晴らしい出来栄え。儚げな柔らかさの身肉に濃厚なソースが絡まり、味わいはあくまで力強い!滴る肉のエキスが口の中を満たし続ける。これぞフレンチ!
桃は川中島白桃という種類で、硬めの皮が特徴との事。グラニテと組み合わさり、サッパリした甘さと食感の兼ね合いが面白い。
いや~、どの料理も素晴らしかった!どこか家庭的な温かい雰囲気の中、レストラン的な作り込んだ料理を、しっかりと繰り出してくる。
でも少し寂しい事も。以前冬に森鳩のロースト・ソースサルミ狙いで来たんですよと話したら、「場所柄、ジビエはあまり出なくて、今はそんなに多く仕入れないんです。」との回答。
う~ん、これほど美味しい料理を作り出すシェフのジビエを食べずにいるとは。付近にお住まいの方々、ぜひ試してみてください~!
「アンビグラム」(広尾)へ。
内装は上品且つカジュアルで、オシャレ感とリラックスできる雰囲気が、絶妙なバランスになっている。流石、広尾といったところ。
アラカルトで注文する形だけど、好きな前菜を盛り合わせにしてくれるは、パスタや肉の量も調節してくれるは、とかなり自由度有り。
前菜はカポナータ2種・蛸のセモリナ粉焼き・鰯の酢漬けの盛り合わせ、パスタは白生地のタリアテッレ(具を卒念)・ライム風味、そして肉は看板料理の仔牛のローストを注文。
まず風味に驚く。とても良い香りが広がりつつ、絶妙な味わいが舌を喜ばせる。しかもピントを外さずしてオリジナリティに溢れた料理を供してくるのだ!
ガチガチの本場系でも無ければ、ナヨナヨした東京系でも無い。正統性をしっかり持ちつつ、様々なな創造性を発揮してる。
ちなみにワインは絶対額的に安いのに、特色有る物がズラリ。これにも感心しちゃう。
料理・サービス・雰囲気と全てにおいて秀逸!輝いてるわ~。
「ブルギニオン」(西麻布)でランチ。
ほぐした帆立貝とクスクスのサラダ・胡瓜とマンゴーとトマト添え・ミント風味のソース
ロメインレタスで包んだショートパスタ・温泉玉子添え・カルボナーラ仕立て
鯒のポワレ・豚肉のミンチを入れたムール貝のファルシとサフラン風味のリゾット添え・トマトソース
仔羊の内臓盛り合わせ(グリル:タン、ハラミ、食道 ロースト:頬肉、すい臓 他)&トリップのトマト煮込み・ひよこ豆のフライ添え
アメリカンチェリーのコンフィ・パンデピスのアイス添え・生姜風味
前菜・魚・デザートは新作。ランチに出す新作は、習作的にアグレッシブな要素が入る事が有る。これはこれで面白いし、勿論美味しい。
が、やはり圧巻は、スポットで入った仔羊の内臓盛り合わせ。
ぜひ薦めたいと言われ、快諾!そして流石!!と唸らされた。丁寧且つシンプルに仕上げる事で、デリケートな仔羊の風味を存分に味わわせてくれる。
いや~、正にブルギニオンの本領発揮の素晴らしい料理で、心底痺れた!
ブルギニオンに来るタイミングはあらためてよく考えなきゃ。所謂走りと盛り、このメニュー変更を確実にキャッチアップする必要が有るわ。