ミセスグリーンアップル🍏



大森元貴 & 菊池風磨 (timelesz) 主演

映画「真相をお話しします」



前回の続き記事ですウインク



🔻前回の記事は、こちらからどうぞ



登場人物の心理を考察しながら

私が受け取ったものベースで

感想を書きます!



ストーリーを知ってる前提で書きますので

ご了承下さいませお願い



なぜ、鈴木の復讐の矛先は視聴者だったのか?



この点はついて、考えたい方には

ぜひお読み頂きたいですおねがい



では、早速…



【ふるはうすデイズ】メインストーリー


消えることのない胸の痛みを抱えて
生きてきた「チョモ」


自分の余命が
いくばくもない事ことを知り
「砂鉄」に頼み込んで
ネット住人への復讐を始めますPCスマホ
 

友人 砂鉄の口癖は「一生のお願い」だった


砂鉄に向かって、この言葉を
本来の意味で
自分(チョモ)が使う事になるなんて
なんとも皮肉な話です…悲しい


どうすることも出来ず
自分の中に押し込んでいた
黒いわだかまりを
死ぬまでにどうにかしたい


断ち切れなかった過去への想いは
執着へと変わったのでしょう…


これまで登場した犯人と
似たような心理だと思います


大切なものへの想いが
強ければ強いほど
その想いは執着へと変わり、人を狂わせる


映画の終盤で、感情を露わにする鈴木は
ちゃんと「復讐鬼」に見えました…


子供時代の大切な時間は
見ず知らずの他人の娯楽の為のものだった


大事な宝物が
全て虚像に思えたりもしたんじゃないかな…


彼はこの世に絶望していただろうし
それこそ人間不信になったかもしれない


ただ、どんなに辛い過去があろうと
復讐は許されないし
復讐は何も生まない


そして、そんなことは
鈴木も分かっているのだと思います(個人の見解)


だからこそ
復讐の相手に、ネット住民を選んだ…PCスマホ


詳しくは、この先に書きますね…


投げ銭額が
あれよあれよと膨らむように
ネットの世界では、発信した情報が
とんでもない広がり方をすることがあります


もしかしたら
「ふるはうすデイズ」を運営していた親達も
まさか大バズりして
大人気チャンネルになるなんて
思ってなかったのかもしれません…


初めは、ほんの軽い気持ちで
子供の可愛い姿を投稿しただけ
だったのかもしれない…


しかし
ネットとは恐ろしいもので
気付いた時には、時すでに遅し


投稿者は、視聴回数、いいねの数
広告収益に囚われて、自己を見失い
大切な我が子を想う心をも無くし
投稿への執着心に支配される…


途中でチャンネルを辞めることは
いくらでも出来たはずなのに


それをせず
子供のお葬式まで公開するほどに
エレカレートしてしまったのは
やはり欲求に盲目になってしまった
人の愚かさが原因なのでしょう…


と、思っていたらびっくり!!
パンフレットに
とんでもない事実が書いてあるようです!!


私は購入してないのですが
先程、たまたまXを開いたら
登場人物達の驚きの設定が
目に飛び込んできました!!


欲に目が眩むと、親であれど心を失い
生まれた子供の人生を
はなからコンテンツ化してしまうという発想…


映画ならではの設定ですが
確かに無くはないのか…?ガーン


チョモは
好き勝手に自分を晒し続けた親を
酷く恨んだでしょうね…悲しい


「死ぬほど嫌だった、晒されることを
自分からやるなんて、バカだよねぇ」


(この時の声のトーン
子供の時のチョモを感じて一番グッときた…泣くうさぎ)


晒し行為で復讐することを決めた
自分の愚かさにも辟易したでしょう


チャンネル運営に
加担していた友人、ルーのことも
相当恨んだと思います…


ルーは、殺人犯かもしれませんしね…真顔


それでも…


鈴木の復讐の相手は、世間だった


それは、なぜなのか???


これはあくまで私の考察ですが


復讐は何も生まない
やり返したところで
自分がすっきりするだけ


そして


ルーや親達に復讐しても、世の中は変わらない


ならば、復讐相手を
世間にしたらどうだろう??


鈴木はそう考えたのではないかな??


匿名で強烈な真相を打ち明けて
大金を稼ごうとする告発者


快感や刺激を求めて、投げ銭をしたり
傍観する視聴者


そこに集まってる
人の秘密を暴露し合って
醜く気持ち悪い盛り上がり方をしている
ネット住民に復讐することで


この腐り切った世の中に一石投じて
それがこの先の希望となるような
そんな価値を見出せないかと
考えたのではないだろうか?


そして
鈴木が辿り着いた復讐の内容は…


視聴している一人一人に
「自分の醜さに気づかせる」こと


自分は醜くない
そんなつもりはない
傍観してるだけだから関係ない


そう思いながら視聴している人が
実は沢山いるはず…


悪びれもせずに、人の不幸を嘲笑い
悲劇をネタにして大金稼ぎをしようと
している桐山は、その典型


自分のことを棚に上げて、人間不信だぁ?
聞いて呆れる
お前も十分、醜いぞ
こっちが人間不信になりそうだ


自分の醜さに気づいていない桐山が
真っ先に、鈴木に目をつけられたのは
無理ない


(桐山さん、なんかごめーんお願いあせる
や、悪い人じゃないんだよ!
でも、つまり、そういう事なんだよ…)


そして、映画を観ているあなたも
実は醜さをもっていることに
気付いて欲しい


ルーを殺すか、自分を晒すか

さあ、どっちを選ぶ??


では、なぜ「醜さに気づかせたい」のか?


それは


「自分にも醜さがある」と自覚することで
自分自身が正しいと思っていた事や
関係ないと思っていた行動の
一つ一つを省みることが出来るから…


そんなつもりなく
当たり前のように楽しんでる事が
実は誰かを傷つける事に加担していないかと
考え直すことが出来るから…


人間の不完全さを受け入れることで
他者を思いやることが出来るから…


世間や社会、親やルーに対して
深い深い恨みの感情を抱き
黒い世界を思い知っているはずの鈴木ですが


希望を捨てきれなかったのだと思います


人は 捨てきれない


一人一人の意識の持ち方が変われば
優しい世界になるのではないかと
一縷の望みに賭けたのだと思う…


もっくん
「自分には関係ないと
思ってる人にこそ観て欲しい」


そういう事でしょ?


チョモの復讐は…


「復讐」という名の「愛」だったピンク薔薇


これが「真相の真相だった」


と私は思いましたよおねがい


鈴木の最後のセリフ

「彼女を殺すか、それとも自分を晒すか
さあ、選べ」

あの涙の意味は??


あの涙は
復讐をここでやり切ったことを
意味していると、私は思いました泣くうさぎ


あの後、ルーはどうなったのか
個人情報を晒したのか、は分からないけど
きっと彼の復讐は、あそこまで…


視聴者に、自分の心の醜さを突き付ける

醜さを意識した上で
どうか優しくあって欲しい

去っていくこの世界に残した
僅かな希望の涙…ピンク薔薇


うん、やっぱり
鈴木はもっくんが適役なんだよ泣くうさぎ


クレバーなところもちゃんと重なる…泣くうさぎ


彼がオファーを引き受けた理由が
なんだか分かったような気がしました


なにかの為に闇になった、鈴木


もっくんが
彼の事を好きな理由がよく分かる…


そして
鈴木がもっくんだったからこそ
私はこういった内容の考察が
書けたのかもしれませんねおねがいラブラブ


あ、そうそうおいで


もっくんが言う「痛快」は
鈴木的にいうと
「もうこの世に未練はない」
という意味だと思いますウインク(知らんけど)


鈴木は、やる事やったもんね!
私も「痛快」だぁ!爆笑キラキラ



最後に、主題歌「天国」…👼


途中、歌詞が聴き取れなくて
「ぴえん」と思ったのですが
恐らく「天国」へ旅立つ直前の
鈴木の心情を唄っているのだろうなと思いました…


♪貴方が許せない


これは母親のことかな…?


♪信じてしまった私の白さ憎むの


これも母親に対する憎しみかな…?


♪あなたを好きでいた
あの日々が何よりも
大切で愛しくて痛くて惨め


「あなた」は亡くなった凜子のことかな?
 

♪ もうすぐ此方に来る頃ね


これは「三途の川のお迎え」のことを
言ってるのではないでしょうか?


死を迎える際に
既に亡くなった人が迎えに来ると
聞いたことがあります


エンドロールの最後は
2つの光の玉が重なり、音がプツリと切れる…


これは、チョモと凜子が
あの世で出会えた事を意味するのかな?


さすがに今回は
主演を務めただけあって
歌詞がかなり映画の内容に
寄り添ってるように感じました泣くうさぎ


「天国」は、ミセスの曲だけど
もっくんが演じた
鈴木の言葉にしか聴こえない…


このポストはそういう意味かな…? 


 


映画は、ああいう終わり方だったので
鈴木がちゃんと死を迎えたことを
エンドロールで表現したところにも
感動しました…泣くうさぎ


ミステリーなのか、サスペンスなのか
情報リテラシーを説く映画なのか
謎の無機質さを覚える中で


鈴木の死の演出が
しっかり映画内に収まっていたからこそ
最後はヒューマン映画のように完結して
心がざわつき、涙を誘いました…


さすが、もっくんだよぅ…泣くうさぎ
とんでもないよ、あのお方は…拍手キラキラ


人間の気持ち悪さに気づかされ
心の在り方を考えさせられる


道徳心を養うような社会的に大変
意義のある映画だったと思います


俳優陣の演技、エンタメ的な演出
飽きさせない物語の構成
メッセージ性の高い脚本


どこをとっても素晴らしかったピンク薔薇


大拍手拍手キラキラ


ずっと心に残る映画です…ドキドキ


もっくんが演じてくれて、本当に良かった泣くうさぎ


以上


長々と
お付き合い下さった方がいらしたら
本当にありがとうございましたスター



🔻今夜はCDTVで「天国」を歌唱👼
映画の記憶が蘇って、なんだか泣けそう…泣くうさぎ