30代後半男性、マラソンランナーの方。
「以前から、走っていると右膝の裏側が痛くなる」
「最近は走っていると腰と反対側の膝も痛くなるんだよね」
との訴え。
動作確認上は特に大きな左右差なし。
歩きかっこも目に見える問題なし。
仰向けになってからだを観察。
特に問題なし。
う~ん。
手ごたえつかめぬまま触診開始。
まずはランナーズニー(太ももの外側のすじがひざの横痛くなる)を疑っていたものの、左右差なし。
ランナーズニー除外。
ハムストリングス(太ももの後ろの筋肉)を触診すると
右ひざ後面の大腿二頭筋停止部付近に過剰なしこり(筋硬結)を発見。
(左右同程度の圧で触りながら)
「これ、触られててガッチガチ、ゴリゴリなのわかりますか?」
「いや、わかんな‥あっほんとだ!」
「痛くないんですか?」
「走っているときしか痛くなんないんだよね」
筋肉が短くなっているかをみるテスト陽性。
しかし、なぜ、この部位だけ硬いのか。
「右ひざケガしたことはありますか?」
「そういえば、高校の時なんとか十字靭帯切ったことあるわ」
「それですね!」
右ひざ前方引き出しテスト 弱陽性
原・因・解・明
(詳細に検査してないですが)
右前十字靭帯の機能不全
↓
右ひざの前方不安定性
↓
右大腿二頭筋での制動カバー
↓
(走行時)右大腿二頭筋のオーバーユース
↓
右ひざ後面の走行時の疼痛
↓
疼痛発生後も右ひざをかばって走り、左ひざ痛・腰痛発症
治療内容
・右大腿二頭筋 温熱+低周波
・右大腿二頭筋周囲組織間リリース
・右大腿二頭筋スタティックストレッチ
・右大腿二頭筋遠位部のダイレクトストレッチ
‥とにかく、右大腿二頭筋攻め。笑
治療後
「気持ちよかった!脚軽くなったわ!ありがとう!」
右大腿二頭筋遠位部の癒着改善は図れたものの、硬結部位は全部柔軟性を取りきることできず。
※日常の姿勢・動作に問題ないが、走行時に問題が出る症例なので画像などありません。
きっと走行時の痛みは軽減しているのですが、靭帯の方の影響が根本なので完ぺきではないですね。
まずは走ってもらって、また効果検証致します。
今週末にレースがあるので、それまで治療継続し、コンディショニングを整えて挑んでもらいます。
からだのメンテナンス・フィジオサロン
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