ゴリラのゲームレビュー

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PlayStation/1999年/KONAMI

かなり前の作品ですが、それなりに思い出があるのでレビューしちゃいますヾ(@⌒ー⌒@)ノ

*ゲーム紹介

1999年に、KONAMIから発売されたホラーアドベンチャーゲーム。今でも続く人気ホラーゲームシリーズの元祖です。当時「バイオハザード」がホラーゲームの王道となりつつありましたが、その中登場したのがこの「SILENT HILL(サイレントヒル)」です。
これまでのホラーよりも精神的にゾワゾワ来るような演出を多く使い、また街全体が血と錆で覆われる「裏世界」などその世界観から、日本のみにとどまらず海外の評価も高い作品です。
現在ではプレミアが付いてしまったのか、Amazonでも10000円は下らない値段となってしまっています。
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▲主人公、ハリー。



*「不条理さ」による恐怖

物語は、主人公のハリーが交通事故を起こして目を覚ますと、ついさっきまで隣にいた娘シェリルが居なくなっているところから始まります。
そこまでは分かるのですが、その先から主人公及びプレイヤーは、ありとあらゆる訳の分からない世界に投げ出されるのです。

細い路地を進むと何故か血まみれの死体があり、街中には凶暴な犬がウロウロしていて、誰が書いたのかも分からないメッセージが落ちていて…。ハリーやシェリル以外にも人間は登場するのですが、マトモな人間は1人だけ、しかもその人もこの状況について知りません。他の人間は意味不明な言動ばかりで逆に不安にさせてくれやがります。
しかし、そういった説明のつきようのない「不条理な」現象が、プレイヤーの精神をガリガリ削っていくのです。しかもその世界をプレイヤーに体験させるわけですから、たまったもんじゃありません。この演出を見事に使いこなしているため、見た目が和風で無くても十分怖いのです。

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▲車輪はまだ動いている



*世界観や戦闘システムが華麗に肉付け

このシリーズに無くてはならないのが「裏世界」の存在です。ゲームを進めると、突然何の前触れも無く裏世界に引きこまれてしまいます。今までの世界が血と錆で覆われて狂気の世界へと変貌し、プレイヤーは更に不条理による恐怖を感じます。何故、血と錆なのか。何故、扉が開かなくなっているのか。この意味不明のオブジェはなんなのか。

しかし、この世界観こそ、このシリーズの美しさ(こう書くと頭おかしい人みたいに思われるかもしれませんね~_~;)であるのです。不条理な恐怖が売りの作品であるにしても、もし裏世界が無かったら?宗教絡みの話が無かったら?私としては、ただ場所や人間を洋風にしただけのものの、あまり特徴の無いホラーゲームと思ってしまいます。
プレイヤーはいつの間にか裏世界の魅力にとり憑かれているのです。また、裏世界は不条理な恐怖の代名詞的存在でもあり、このゲームの代名詞的存在でもあるのです。

また、戦闘システムでも同じような事が言えます。バイオハザードでは主に銃を使った遠距離での戦闘でしたが、このゲームでは逆に鉄パイプなどを使った近距離での戦闘がメインです。これが結構斬新なシステムであったのと同時に、より恐怖を煽りたてるもののため、サイレントヒルの一つの大きな特徴でもあるのです。

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▲ここはどこだ?



*置いてけぼり過ぎて難しい

しかし、このシステムに初めて触れるプレイヤーにとっては、色々な面で難しいと感じでしょう。
ストーリーはやや宗教絡み(オリジナルの宗教ですが)の話が出てきてやや複雑ですし、少し忘れると全く話が分からなくなってしまいます。意味不明過ぎて逆に怖くなくなってしまいます。また、謎解きでも難しいものがあり、ゲームのテンポを悪くしてしまうことがあります。
これらは不条理な恐怖を演出しようとしたものの、逆に失敗してしまったものと考えられます。何でもかんでも不条理にしてしまうとプレイヤーは完全に置いてけぼりにされ、怖がる余裕がなくなってしまうのです。

あとこれは個人的なものですが、エンディングの分岐方法があまり好きじゃありません。初見で最悪エンドだったので最高エンドの条件を調べたところ、「こんなの分かるか!」というような分岐がありました。ネタバレなので詳しくは言えませんが、ヒントとしては、焦らないことも大切ってとこです。

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▲なんて?



*総評
やや置いてけぼりな部分がありますが、恐怖度は満点で、ホラーゲーム好きでも楽しめる作品です。何か怖いホラーゲームを探しているのであれば、これはオススメです。