日本は災害ランキングでフィリピンと並列2位。

地震、台風、水害が多い為、自然を畏怖し、神として仰ぐ自然信仰が強く日本人に根付いている。

(さらに国土73%が山、住居になる平地少ない、資源少ない、活火山111個のハードモードな国に住む僕ら)

 

高校生の時、現代文の問題で海外では自然を「コントロールする対象」と捉えるが、日本人は自然を畏怖から抑制で無く「共存する対象」とみていると書いていました。

災害が起こると最後は神の仕業で抗えないと捉える感じ。(防災学否定している訳では全くありません。寧ろ尊敬しています)

 

特に木に対して日本人は「神様が宿っている」と捉えるのがインテリアの未熟にも繋がっているのでは?とコナン君バリに推測したのが今回の主題です。

石に対しても神様が宿るから持ち帰ってはいけないとも言いますね。

(なのに天然石や宝石、怪しい天然パワーストーンを身に着ける矛盾。

日本ガイシは内資なのか外資なのか分からない位に矛盾ふしぎ発見!

 

 

 

具体例を四葉出してみます。(太宰治の気分で)

木に着色

一葉 無垢フローリングや家具へのオイルの種類は無着色と着色があります。日本人は無着色を選ぶ方が多いのでは無いでしょうか?

木目や手触り重視に加え「木に着色=神様の顔に色を塗る」的な罰当たり行為に感じて着色を選ばないのでは?とアガサクリスティ並みに考えました。

 

ウッドフェンス劣化でシルバーグレーになった場合に、修復で茶色系を使う事はあっても、緑や青、赤に着色する方は少ない

(下記は無垢オイル春風のカラー。この中なら皆さんクリヤーを選ぶのでは??ターコイズを選ぶ猛者はいないのでは??)

 

 

最近、カフェ風と言って安い家具の白着色は増えましたね。ただ、プリントシートだし、全然カッコ良くは無いような。。。グットデザイン賞取ってるみたいだけど。

(むしろ、カフェ風、ホテルライクって何なんですかね?世界中には様々なカフェやホテルがあるから画一的にlikeでまとめられる物で無いと思うのですが。モノトーンで照明暗くしらたホテルライクとか、スタバ風にしたらカフェ風とか。こないだ奥さんがスタバで無料のキャラメル?とか言う吉野家のツユダクみたいな謎注文マスターしててビビった)

木を加工し過ぎない

二葉 自然の木の姿そのままを楽しむ。一枚板の衝立、見せ梁や茶室の中柱(ゆがみ柱)、囲炉裏の自在鉤等。

料理も生で食べる方法を考えすぎる民族性なので、木も生まれたままの姿を残すことで神秘性を感じ様としているのでは?と考えました。

海外のモールディングの様に、彫りこみを入れて芸術性を高める、大きく成形して(無駄にする部分を作って)曲線を作る(家具の足等)を良しとしない。

木は神様だから無駄にしてはいけない、加工し過ぎてはいけないとの発想で。 

 

仏像や和室の欄間彫刻とか、クマさん鮭ゲット木彫りは360度眺める物だから彫りこんでもOK的な感じ??モールディングみたいに一面だけしか見ないのに彫りこむ事は少ない??

 

海外の方が茶室の曲がっている中柱みたら、施行不良と思っちゃうんじゃなかろうか。

動物剥製を見て日本人が感じる違和感は、外人が曲がった中柱や一枚板の衝立を見た時に感じる違和感とコインの表裏だろうか?いやそれは話が違うか。

 

植物にも「いただきます」と言う民族性なので、木に命を感じる事は間違っていないが、過剰に感じすぎて加工しにくくなっている気がすると金田一はじめちゃん位に考察しました。

木は人間に優しい??

三葉 木は人間に優しい、健康に良いと無条件で思っている。

 

怪しい工務店がうちは自然派だ天然だナチュラルだ(ナチュラルローソンは大失敗でしたね)と言われるとな~んか良~く分らんけど良さげ。

健康にも良さげ。夜は短し歩けよ良さげ。と無条件で思ってしまう。

 

 

良さげバイブス感じちゃう。

木は温かく包み込んでくれるMISIAつつこむように小籠包状態に入っちゃう

 

自然と「共存」を選んだ僕らは、木に対して神聖化してチヤホヤすれば、自分達に対しても良い事しか返して来ないと思い込み過ぎているのではないかと。 

コンビニで美女が手を触れながらお釣り渡してくれただけで「こいつ俺に気があるな」と思い込んじゃう位に思い込み過ぎているのではないかと。

神聖かまってちゃんなんじゃないかと。

駅前のツタヤさんでセックスピストルズがドゥウダ、トゥラ、トゥラなんじゃないかと。

 

神だって僕らが良い子にしててもノリ?で試練や罰を与えまくるいけ好かない野郎な訳ですから、一方通行の愛に対して見返りを相手に期待するのは可笑しいですよね?

 

ってか、寧ろ神っちは僕らに試練を枷せすぎじゃーありません??

もっと強くてニューゲームで人生ゆっくり歩ませてほちぃ。

 

初の免許取得日に全損事故とか、20代で開胸手術とか、他人の借金〇.〇億負うとか、年商○億の企業買収を2時間で失敗とか。弁護士に訴えられた親族助けるのに、弁護士立てずに勝訴とか。

あ、借金4年で全返済したら銀行に行くと個室でコーヒーが出る様になりました。どうだゴットめっ!!何がゴットブレスだ!!どうだ!トゥラ、トゥラ!

  

木も神と同じくニンゲンの事好きじゃ無い。

木は花粉や接触皮膚炎のアレルギー反応起こすし、香りが臭気にもなりうるし、ささくれは人を傷つけるし。

ニンゲンは大人しくCO²とNH³だけ寄越せと思っているはず。その辺りの木さんや林さん森さんは。

 

親と子の関係もそうじゃ無いっすか?親は子に無償の愛を与えると思われているが、親だって子供のじゃがりことかアイスを食べちゃったりするし。あれ?しない?するよね。こないだ奥さんに怒られた。

木は生きてる???

四葉 木の内壁だけで(快適な度合いにまで)調湿、消臭できます!と嘘を工務店から言われて信じてしまうのも、この自然信仰のせいだと思いました。

(リ〇シルのカラット渇きそうなタイルも流行終わりましたね。調湿出来ないし)

漆喰、珪藻土も同じく、快適な湿度まで調湿は出来ない。水の体積考えればあの薄い層に全部吸湿なんて相当広い面積が無いと無理と分かるハズ。除湿器使った事がある方は除湿器のタンクに貯まる水の量で分かると思います。珪藻土で調湿出来る物はJIS試験で70g/㎡ 24h以上を満たすかなり限られた物だけ。漆喰は40g以下なのでほぼ出来ない)(可変調湿気密シートも同じく)

 

ハウスメーカーや微妙な工務店が構造材の乾燥不足や濡れ、不陸、鋼製束の施行不良、合板下地受け材の抜けから1年以内に起こる壁紙のヒビや家鳴りを誤魔化す為

「木は生きているから壁紙ヒビや家鳴りはしょうがない、3年後にまとめて修理しましょうね~」って言って来て信じちゃうやつ。

 

つまり四葉のまとめとして、

自然信仰=木が多い=良いインテリアと思ってしまうのがインテリアの未熟に繋がっているのでは?と失礼こかせて、おしり探偵位に考察した訳です。

 

自然由来なら何でも身体に良いと思ってるナチュラル思考の方々もそれに近い発想なのかな?

自然由来の物も取り過ぎたら毒になるし、逆に適度な毒を取り入れる事が健康になる例も多々あるし、副作用が主作用に転じる薬も沢山ありますし。なんでも適量、適度が大切だと個人的には思います。

ダイオキシン問題が取り上げられなくなった理由の様に、毒性域が高過ぎる物質の摂取を過剰に気にし過ぎても、省くコストの方が莫大だから意味が無いみたいな。

 

あ、でも長野のワイナリー ドメーヌソガのサンシミ(無農薬工法)はガチのマジ。マジのガチでここのワインは美味しいを超えてるので、あれは意味があると思います!!1万円でも即買いです。買えな過ぎて何年も飲めてないけど。

 

神と自然と奥さんは僕らにいつも優しくない、むしろ厳しい再度戒め、適切で適度な接し方を考察する必要があると言う事です。

 

日本風 シン異素材mixインテリア

これまでの自然信仰=インテリアの未熟を打破する方法として、アメリカのミッドセンチュリー家具の発想では無いですが、天然由来以外の素材(鉄、アルミ、樹脂、プラスチック、銅、亜鉛、真鍮等)を取り入れまくって、かつ異素材ミックスインテリアとも違う道を探すのが日本風インテリアの解かな?と調子に乗って考えました。

アメリカや欧州社会が失敗している多様性を無理やり取り入れる発想では無く、その場所にその素材が適しているから取り入れ様な発想です。

 

食器、カトラリーを見るとまさに日本はそれが出ていると思います。

海外の様に見栄えを優先して銀やステンレスでは無く、カトラリーの口当たりの硬さや違和感の排除、カトラリーと料理の温度差の排除から箸に木を選ぶ。

白磁器が高級感があるが、みそ汁の熱伝導の排除の為に汁椀は木。

茶碗は米の張り付きを防ぐ為に白磁器や他の陶器。

 

この発想が日本風インテリアにも応用できるのでは無いか?と探偵ナイトスクープ並みに推測しました。

ですが、利便性や機能性だけ良いとこどりで集めると全体の統一感が失われる。

む、難しいですね。

日本人に適したインテリアとは

その土地に多くある物が、その地の人間にも適している法則があります。

主食やお酒の原料もそうですが、家の原料も同じでその地で一番取れる物が家の材料にも適していると言われています。

 

イタリア南部なら石材の家、サントリーニなら白い漆喰の壁、日本なら木の家。

なので日本の家として木を多く使うのは間違っていないと思います。

異素材取り入れろとか言いつつ。

また、この近い物は良いの発想でいくと建築会社選びも大手よりは地場のスーパー工務店が良いのではないかとも思います。

 

伊礼先生の様に木に敬意を払ったインテリアは日本人の自然信仰に合っていると言う意味で日本人らしいインテリアの一つの解に近そうです。異素材ミックスでは全く無いですが。

ウッディなインテリアは包容力が有るので様々なインテリアテイスト、カラートーンと合う強みがあります

一方で欠点は少し暗く感じる、ぬけが無く狭く感じる、比率を間違うとサウナっぽくなる、節が多いと虫やゴミがある様に見えたり、うるさく感じる等

ウッディな家はあんまり好きじゃ無い方は、感覚で上記の様な事を感じてるのかな?

 

インテリアの定説で室内を3色にまとめると良いとありますが、木は3色に含めるのか?を書いてないサイトがめちゃくちゃ多い

この辺りも木を信仰し過ぎて木はノーカン(カウントしない)と考えるせいか??

ちなみに木の茶色も、葉っぱの緑もバッチリ3色のカウントに入ります

 

個人的には伊礼系とも違う日本らしいインテリアの解が出来るのを期待しています。

すみりん風もひとつの解に近づいている気がします

 

一方でトープ系やジャパンディは流行りで廃れる?と予想していますが、わびさびインテリア(日本風のラスティック)が新しい解になるか?と5年前は思っていましたが、今見るとこれも解ではなさそう。ちょっと見飽きてきたし笑 自分、千利休じゃ無いから、お茶とか飲まないし。お茶よりワインがぶ飲みミルクティーだし。

 

まとめ

 

日本人は木が好き過ぎでインテリアが停滞しちゃうから、推しをすぐに神とか言って崇めたりしない様に、ファンとして推しとは適切な距離をもって嗜んでみては?と言う話でした。

深く入らないからこそ、推せる楽しめる世界もあると思います。

おしまい。ちゃんちゃん。

 

木の事を沢山書いたのでお花で〆ます。

Dudley Perkins/Flowers