日銀の白川総裁が俄に雄弁です。

今週、月曜日火曜日に行われた金融政策決定会合で「長期国債の買い入れペースを、従来の月5000億円から三倍に引き上げる」という金融緩和策の強化を決断したことが、(米国株の上昇や欧州危機の小休止ムード(?)と相俟って、)日本株はさしずめミニバブル状態。

七転び八起きブログでさんざん批判し揶揄してきた「日銀が金融緩和を徹底さえずればデフレと不況が収まるのに、それをサボっている総裁は日本経済のA級戦犯である」的批判を繰り返してきたB級エコノミストたちも、さぞ喜んでいることと思われる一方、真面目な日銀ウォッチャーのなかには、頑固冷徹理路整然の総裁の変節を疑う人も出てきます。

まずは、金融政策決定会合の直後の総裁記者会見の内容と質疑応答

続きは、、、コチラから。

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明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。


昨年は、公私内外ともに大変な一年でした。それでも大震災など天変地異の被災者のみなさんに比べたら苦労と言えないほどのものばかり。2012年はこれまで以上に努力と変革に取り組んでいきたいと思います。


さて、すでに1/2(月)から仕事はじめのフェニックス証券ですが、昨日は大新年会と称しての真面目なワインの勉強会をやりました。外国為替の業界ほどではないかも知れませんが、飲食関連に携わっておられる方々もまたデフレと闘っておられます。その努力の成果を垣間見た4時間でした。


東京都豊島区北大塚にある日本酒の聖地「串駒房」 に場所をお借りし、12種類を超える「安くて旨い」ワインを大勢の皆さんに楽しんでいただきました。これから一本ずつご紹介してまいります。


【第1回】エチェヴェリア ヴィノ・エスプマンテ ブリュット

チリワインは「安くてそこそこ」のワインであるという先入観を打ち消す担い手のひとつがエチェヴェリア家です。試飲したときに、もう今後シャンパーニュを呑む必要があるだろうかと思ってしまい、衝動買いした一本です。


↓喉の渇きを覚える素敵な画像なのでご注意ください(笑)

http://www.echewine.com/special/espumante.pdf


フィロキセラ禍以前のフランス由来の「株」を接ぎ木なしで栽培。手摘み、瓶内二次発酵では18ヶ月に及ぶリー(澱)コンタクト、澱引き方法も「回転式」と、徹底的にシャンパーニュの伝統手法にこだわっています。


シャルドネ60%とピノノワール40%、いずれも2006年の収穫なので、れっきとしたヴィンテージ物となります。ピノの比率の割には、こってりとした重厚感があり、寒い時期の食前酒としていただいても何の違和感もありません。


・・・明日も明後日も、個性的な発砲ワインを取り上げます。

昨日、12/29(木)のブログ で、

「欧州の危機には、統一通貨ゆえに急成長し過ぎたツケと、個別国国債の買い切りには(独立通貨国以上に)抵抗がある中央銀行の存在という特殊要因があるものの・・・・・・」

と書きました。日本のような独立通貨国でも、日銀総裁が頑固だからというだけでなく、中央銀行による国債の直接の引き受けは原則禁止なのです(「国債の市中消化の原則」財政法第5条)。

この「原則」は先進各国共通のようです。しかも「例外のない原則(で)はない」というところも似ています。つまり、いったん市中の銀行に消化された国債を、金融調整目的で、中央銀行が買い上げることは可能であり、結果としてそれを満期まで持つことも可能であり、償還と同時に借換債を購入することも可能なのです。

この抜け道に注目したのが、今月、欧州で決定されたLTRO(長期リファイナンス・オペレーション、または長期レポ・オペレーション)だと言えます。

借り換えが困難な国の国債をECBが直接買えないのは、市中消化が原則であるだけでなく、健康な国の税金で運営されている(欧州)中央銀行を病気(の国の国債)のリスクに曝(さら)すことへの愛国心的な抵抗があります。そこを、やや健康な国の銀行にまで病気のリスクが蔓延していることを奇貨として、今回はまずイタリアの国債でしたが、これを買って担保に入れることを条件に(?)、それらの銀行に金を貸してあげるという枠組みになったのです。

中央銀行が助けたいのは国の財政だが、それが直接できないから、民間の銀行を導管として使う(使われた銀行も悪い気はしない)というのは見事な抜け道ですし、コロンブスの卵です。

このコロンブスの卵、ユーロ圏では、(市中消化の原則だけでなく)自らは健康だと思っている国の愛国心を回避するためのアイデアであったわけですが、愛国心の問題を気にしなくても済む日本でも米国でも応用できるかも知れず、そうであれば、消費税のことで与党内で揉めたり、離党議員や支持率の低下で悩まなくても良いのです。

ほんとうにそうでしょうか?イタリア国債の入札が、上記理由で順調であったにもかかわらず、ユーロは対ドルでも対円でも大きく下落しています。