前に観たときはいまいちだ、と思ったけど、改めて観てみたら意外とわるくなかった。「ハピネスチャージプリキュア!」「魔法つかいプリキュア!」を観てハードルが下がったせいかも。

 

前に観たとき、前半が酷かった印象があったので、シリーズ構成の長津晴子(1~13話)に問題があって、成田良美(14~49話)に代わったんだと思っていたけど、むしろ逆だった。最初は良かった。成田良美に代わってからの方が微妙だった。もめたのかな。作画のレベルも少し落ちた気がした。

 

カレハーン(千葉一伸)は良かった。モエルンバ(難波圭一)もまあまあ。ドロドロンが酷かった。岩田光央も良くなかった。セリフがぐだぐだだった。霧生満、霧生薫は設定がありきたりだったけど、わるくなかった。 今井由香がいまいちだった。ミズ・シタターレ(松井菜桜子)とキントレスキー(小杉十郎太)は良かった。ゴーヤーン(森川智之)とアクダイカーン(五代高之)もわるくなかった。

 

長津晴子の脚本は良かった。羽原大介も好き。成田良美はまあまあ。清水東、山下憲一はいまいちだった。

 

村山功の脚本はもっさりしていた。「魔法つかいプリキュア!」の件があるので、粗を探してやろう、という気持ちで観たのは否定できないけど。それにしても、「魔法つかいプリキュア!」は酷かった。三塚雅人も過去のプリキュアシリーズに関わっていたんだから、もう少し何とかならなかったのか、という気はする。村山功と三塚雅人がここまで出来ない人だとは思ってなかった。

 

8話(清水東)。日向咲に注意されても止めなかった日向みのりも悪いけど、美翔舞のスケッチブックを床に置いた日向咲にも問題はある。
11話(羽原大介)。何故、目覚まし時計が鳴らなかったのか。ラストが良かった。
12話(清水東)。最後、チョッピに一人で出歩くのは危険だ、と諭すシーンがあった方がよかったと思う。後味がよくなかった。
15話(山下憲一)。ドロドロンがいつにも増してぐだぐだだった。
17話(山下憲一)。壊れた埴輪のエピソード。構成が良くなかった。中盤、フラッピとチョッピが何故、大空の樹の根元を探しているのかが謎だった。最後に美翔可南子が「子供の頃に大空の樹の近くで見つけた」と言ってたけど、あのセリフは前半にもってくるべきだったような。
18話(成田良美)。霧生薫の日向みのりに対するアドバイスが的を射ていた。
21話(山下憲一)。作画(高橋任治)と演出(座古明史)が良かった。
22話(羽原大介)。霧生満と霧生薫の主張は筋が通っていたし、「私はプリキュアである前に日向咲。ずっとあなた達の事を友達だと思ってきた」。キュアブルームが格好良かった。23話(成田良美)の「運命は変えられる」も好き。
27話(村山功)。美翔和也のセリフはうすっぺらかったし、ミズ・シタターレからムープを取り返す件はぐだぐだだった。
30話(高橋任治、稲上晃、小村敏明)。ゴーヤーンとの戦闘シーンが格好良かった。山田起生の力も大きいと思う。
31話(清水東)。星野健太の漫才はもっさりしていた。
32話(山下憲一)。「ネバーギブアップ」はうすっぺらかったけど、ミズ・シタターレとの戦闘シーン(奥山美佳、座古明史)が良かった。
33話(山下憲一)。日向咲がトネリコの森で拾ってきたコロネを飼うことに最初、日向大介が反対した気持ちは理解できた。
35話(村山功)。演出(大塚隆史)が良かった。
36話(羽原大介)。キントレスキーの作戦がぐだぐだだった。

39話(清水東)。珍獣ミミンガ騒動の顛末は一応、ちゃんとしていたけど、「スペシャルマッスルトレーニングルーム、略して私の部屋」はスベっていた。
40話(村山功)。キントレスキーが日向咲に送った果たし状の追伸は良かった。
42話(成田良美)。コロネが自分の事を「俺」と言ってたけど、「私」の方が良かったと思う。猫の5歳は人間でいうと40歳らしいので尚更。

43話(東美帆、大塚健、大塚隆史)。モエルンバ、キントレスキーと霧生満、霧生薫の戦闘シーンが格好良かった。
44話(羽原大介)。全体的にもっさりしていた。日向みのりの描いた絵が良かった。ちゃんと子供が描いた絵だった。アニメや漫画に出て来る子供が描いた絵は、絵心のある大人が描いているのでよく見ると上手い事が多いけど。
48話(山下憲一)。ゴーヤーンとの戦闘シーン(篁馨、大塚隆史)が格好良かった。脚本も良かった。
49話(成田良美、稲上晃、座古明史)。最終回も好き。