良いところもあったけど、全体としては もうひとつだった。

特に作画の面(カメラが引いた時の人物の顔、アクションシーン以外の動き)で第1クールと比べると少し見劣りした。
集合場所である海老名サービスエリアに遅刻してしまうシノア隊(16話)、市役所が見える建物の屋上で柊深夜と鳴海真琴に食って掛かる百夜優一郎(19話)、名古屋空港での鳴海真琴の感情的なセリフ(23話)。脚本(瀬古浩司)もいまいちだった。

22話(宮地☆昌幸、松下周平)。百夜優一郎と百夜ミカエラがイチャイチャするシーンは少しあざとかった。

23話の演出(金森陽子、河井ゆう美、肥塚正史)とコンテ(金森陽子、肥塚正史)はレベルが低かった。人数が多いというのは良くないパターン。寄生獣 セイの格率の10話(作画監督が6人)、ハピネスチャージプリキュア!の18話、26話(松井誠、相澤茉莉、森悦史)も酷かった。

山村響(阿朱羅丸)が良かった。比較すると悠木碧(クルル・ツェペシ)のうすっぺらさが際立つ。ただ小さい声を出してるだけでセリフに感情が入っていない。林原めぐみ(綾波レイ )、檜山修之(飛影)、緑川光(流川楓)と同じパターン。梶裕貴(馬渕洸)、宮野真守(コノハ)も酷かった。

石川由依(雪見時雨)、入野自由(百夜優一郎)、小野賢章(百夜ミカエラ)、櫻井孝宏(フェリド・バートリー)、鈴木達央(柊深夜)、鈴村健一(クローリー・ユースフォード)、中村悠一(一瀬グレン)、古木のぞみ(チェス・ベル)は好き。井口裕香(三宮三葉)と石原夏織(井上利香)はパッとしなかった。


「ノラガミ ARAGOTO」も微妙だった。もっさりしているところが気になった。

6話が良かった。飛田剛(演出)には今まであまり良い印象が無かった。アクセル・ワールド(6話、9話、14話)、ノラガミ(6話)が酷かったので。五十嵐卓哉(絵コンテ)の力かも。陸巴の「愚痴」が共感できた。それに対する夜トのセリフも格好良かった。

8話は酷かった。演出に伊藤智彦の名前が。「アニメ監督・伊藤智彦氏&アイドル青山ひかるが振り返る2014年アニメニュース」で最近のアニメ業界に対して偉そうな事を言っていた(ポリゴン・ピクチュアズに対する露骨なラブコールも格好悪かった)けど、 「ソードアート・オンラインII」も酷かった。 「ソードアート・オンライン」は良かったけど、あれは まぐれだったのかな。僕だけがいない街(ノイタミナ)ではっきりしそう。


「うしおととら」も11話以降、失速した。21話は良かった。


「PSYCHO-PASS サイコパス 2」「ソードアート・オンラインII」「寄生獣 セイの格率(10話~)」「ニセコイ:」。最近、2期になって明らかに質が落ちる作品が多い。どうして出来ていた事が出来なくなるんだろう。予算をケチっているのか、経験の少ない若手に担当させているのか。普通、こなれてくるものだと思うんだけど。

「ToLOVEる-とらぶる-」は低いレベルで安定している。「てーきゅう」は好き。

「Fate/Zero 2ndシーズン」「とある科学の超電磁砲S」「アルドノア・ゼロ 第2クール」「Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 2ndシーズン」「シドニアの騎士 第九惑星戦役」は良かった。


「終物語」が良かった。一時期、少しやり過ぎていたテロップの演出も「憑物語」からシンプルになって観やすくなった。ただ、5話の演出(大谷肇)は完全にやり過ぎていた。

スピンオフでは「進撃!巨人中学校」がわるくなかった。8話(大塚隆史、新留俊哉)が好き。「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」もそれなりに良かった。「長門有希ちゃんの消失」は目も当てられなかった。


「コメット・ルシファー」はありきたりで安っぽい話だった。アルフリード・マッカランが酷かった。

「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」は脚本(大野敏哉)、作画(奥田佳子)、演出(神戸守)、全てがのっぺりしていた。密室のトリック(9話)は少し良かった。

「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」の脚本(伊神貴世)と演出(加藤誠)が稚拙だった。突然大きな声を出す鴻上百合子(3話)は癇に障ったし、自殺を思いとどまらせたい鴻上百合子のセリフ(6話)もうすっぺらかった。圓一重の両親(10話)は安っぽかったし、花房は魅力に欠けた。
高橋広樹(内海洋貴)がパッとしなかった。本来、演技が上手い人だと思うので、監督(加藤誠)と音響監督(菅原輝明)の演出がよほど拙かったのかも。