目も当てられなかった。

Webアニメという事を考慮に入れても酷かった。シリーズ構成が小林雄次と聞いて、嫌な予感はあった。小林雄次はスイートプリキュア♪、スマイルプリキュア!、聖闘士星矢Ωでも悪目立ちしていて、良い印象が無かったので。

1話はわるくなかった。もっとも、ドラゴンボールGTや聖闘士星矢Ωのような新作ではなく、オリジナルをなぞっているだけだったので駄作になりようがない、とも言えたけど。2話以降、小林雄次の色が出始めると、案の定、粗が目立ち、ボロボロになった。

作画も酷かったけど、脚本で気になったのが、ルナがセーラームーンを「うさぎ」と呼ぶシーン。たとえ、通信で姿が見えないとしても、ちゃんと区別するべき。小林雄次は変身ものの基本(お約束)をちゃんと理解していないんじゃないかな。1992年のオリジナル版(特に前半)にもそういうシーンはあったけど。
うさぎが学生カバンからムーンスティックを取り出す、なんて場面もあった。すごく違和感があったんだけど、NHKBSプレミアムの再放送を観たらオリジナルでも虹水晶の在処を探すのに使われてた。

セーラープルートには もっと凛としておいてほしかった。キング・エンディミオンが好き、という設定は原作にあるみたいだけど、すごく安っぽい感じがした。

作画の面では後半、少し持ち直した。やり過ぎているところもあったけど、19話の演出(貝澤幸男)が少し面白かった。

第3期<デス・バスターズ編>の制作が決定、とか。やめておけばいいのに。