前進座爽秋公演@大阪・国立文楽劇場
人とお化けが共存する
江戸・深川の料亭「ふね屋」での
摩訶不思議な大騒動…
この世とあの世 そのどちらにも行き場がなく
境目で彷徨っているユーレイたちが
この料亭に集まっている…
生きるか死ぬかの大病から
三途の川の手前で引き返してきた
ヒロインおりんちゃん(山本春美)には
このユーレイたちの姿が見えるのだった…
おりんちゃんとユーレイ「おどろ髪」(松浦海之介)
そして
彼らが背負っている 背負わざるを得なかった
過去の出来事が 物語が進むにつれて
炙り出されてくる…
現(うつつ)の人間社会の 恨み 哀しみ その辛さ
それらをキッパリ断ち切って
無事に「三途の川」を渡りたい 成仏したいのに…
みんなで許し合おうよ。
柳田国男「遠野物語」にどこか通じる
日本人の心に潜む 生と死の曖昧さ
この世とあの世を行き来して
どこかおかしげであり また 悲しげ…
なんなんだろう この 懐かしさは。
そうなんだ!
今 そこにも そのドアの向こうにいるじゃない!
もう随分会ってないあの人この人!
どうしたの 帰ってきたの?
ゆっくり出来るの?
そんなことを彷彿とさせるお話。
「雨あがる」でお世話になったこの方
ユーレイに乗り移られて…めずらしく無口な板さん役
アフタートーク後の撮影
右端は 演出家 松本祐子氏(文学座)
お帽子の方 脚本家、俳優 佃典彦氏
(あの「半沢直樹」で北大路頭取の前で 土下座して
後退りのにっくきバンカー役
お帽子の真ん中あたりに私写ってます〜)
面白く そして悲しく 小気味良いテンポで
迫力満載の舞台でした❣️
Thank you for watching !!
松原さんのブログよりお借りしました。
終演後…
千日前「サムライ」さんにて柳生啓介さんと。