DP袋と保管期間と引き取りに来ない写真の行方 | ♪DIVA STUDIO♪ 

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いろいろ取り上げていきま~~~す。

 みなさ~~んおはようございま~~す。
大阪も梅雨入りです 今年は梅雨前から真夏なみの暑さですね。

さて、今日はDP袋についている引換券の書いてある意味などをお話しします。まずDP袋ってなんやぁ~~ って、「DP袋」とは写真屋にフィルムやデジカメのメディアを持って現像処理やプリントを依頼したときにカウンターの下から出てくる細長い袋のことです。そうです出来上がった写真などが入ってくる袋です。
DP袋のDPはDPEのDPです。Eを省略している意味はわかりません
ちなみにDP袋の中に入っている写真とネガシート等が入った横長の二つ折りの紙の袋を「プリント袋」と言います。
 
これがうちで使っているDP袋の引換券の部分です。
 
これが左半分です。一番上が受付番号、これ大事です。
その下の空白はお客様のお名前と電話番号を書く欄です。
お名前は基本的にどこの店も殆どカタカナで買います。

その下のご注文の上3つを説明します。
「同時プリント」略して「同プリ」といいます。フィルムを現像してネガにして、それをプリントして写真に仕上げることをいいます。
デジカメが主流ですので最近は激減しています。
次の
「焼き増しプリント」は写真屋では「NP」といいネガプリントの略です。現像済みのネガからのプリント処理です。
次の
「現像のみ」「現のみ」と略していいます。これはフィルムを現像しネガにするところまでで、プリントは不要という注文です。
昔、カメラが手巻き式のマニュアルカメラしかなかった頃、どのように写っているかわからないのとプリントの価格も高かったので一旦現像だけして、必要なコマだけプリントするというのが主流の時代がありました。
最近は同プリ=現像と思ってる方が多く、プリントが不要な場合はプリントしないでと言った方が確実な事が多くなってます。
ですが、フィルムを現在もお使いの方も多数おられまして、最近はパソコンやフィルムスキャナーをお持ちの方が多く、現のみでご自分でパソコンに取り込まれる方が増えてきたため、「現のみ」の注文も増え出しました。

ところで、この引換券をなくしたりすることありますよね。この場合どうすれば良いのかというと、「出した日」、「 仕上がり日」とお名前とお電話番号がわかれば探せます。ここで名前と電話番号が一致すればお渡しできます。また中の写真がわかればOKです。
お名前と電話番号が一致しないとお渡しできないことがあります。
また券無しでお引き取りの場合は専用のノートに書いて保管しています。
ここで皆さんにご注意頂きたいのが、券無しで引き取ったあと、引換券が出てきたら、すぐ破って捨てて下さい。これをそのまま置いておくと、
まだ引き取ってないと勘違いして来店されトラブルになることがあります。
また、引き取りに来られない写真はどうなるのでしょうか
出来上がってから、1週間から2週間引き取りがない場合、一度お聞きしている電話番号に電話し出来上がっている事を伝えます。
ここで来店されることが多いのですが、来られない場合や留守の場合は1ヶ月めぐらいにまた電話します。それから半月、1ヶ月と電話をします。
保管期間は6ヶ月間です。6ヶ月たつと品質等の補償や何かあっても店の責任はなくなります。そして処分されてしまいますが大抵1年は保管してます。個人店など店舗が小さい保管場所がないところは処分されてしまうこともあります。
また複数店舗があるチェーン店や大型店では半年から1年は出した店頭で保管していますが、その後は本社や本店などで1年程度保管されます。だから手元に届くまで少し時間や日にちがかかる場合があります。
店頭で6ヶ月保管というのはミニラボやデジカメプリントシステムが設置されてるお店で、自家処理したものに限ります。
現像所にだして処理した写真等は約1ヶ月で一旦現像所に返品されます。現像所によっては2ヶ月店頭で保管することも、これは料金の支払いがくるギリギリまで置いておくためです。

それから、フィルムを使われる方の場合に限りますが、変色など異常があった場合も電話します。ただし、光線引きで1枚もプリント出来ない物や現像したフィルムが未露光といって未撮影のフィルムだった場合は連絡しないことがあります。たとえ未露光や光線引きであっても現像料金は発生します。
引き取りに来ないのを防ぐために連絡をしないお店が殆どです。