フォトの葉-201202



触れてみなければわからないことはたくさんある。


太陽のような色をして、繊細な花びらを湛えていても、
あの花が本物だったのか、フェイクだったのかを私は知らない。


それでも花は、傍を通る人たちを澄ました華やかさで和ませるのだろう。
無機質な場所で、ありえない生けられ方で、存在のありがたみを訴えるのだろう。


手を伸ばして確かめるには、あの花はガラスの向こうで、私には遠すぎた。