僕が禁煙を始めたのは三年前の２月２９日。
閏年の閏日。
閏日を選んだわけでは無くて自分でもわからないが、その日の朝から僕は煙草を一本も吸っていない。
まるまる三年間。
禁煙を始めて最初の一ヶ月は、それなりに苦しんだ。
でも自分が想像していたよりも、全然苦しまなかった。
この程度ならば、もっと早く禁煙を実行すれば良かったと思った。
でも、本当の禁断症状が出たのはその後の事。
禁煙を始めて一ヶ月を過ぎた時に、強烈な禁断症状が襲ってきた。
口の中の細胞、一つ一つがニコチンを要求した。
手は震え、耳鳴りが脳を駆け巡った。
「これが禁断症状なのか・・・」
その様な苦痛を僕は生まれてこの方、経験したことがなかった。
そして
「この禁断症状を克服すれば、僕は禁煙に成功する」
と思い込んだ。
そして、数日間ベットに潜り込みブルブルと震えていた。
４月の初めの事。
僕は朝目覚め、トイレに行こうとベットから降りようとした。
でも、起き上がれないのだ。
ベットに座れないのだ。
布団をはがそうと思っても、両手が重く動かせないのだ。
と言うよりも、手がどこにあるのかわからないのだ。
僕は気が狂ってしまったのだ。
禁断症状のあまりにもの苦しみに、僕のハートは耐られなくなって、僕のハートは僕の身体から逃げ出した。
気が付くと、僕のハートはベットの上の天井から僕の身体を見下ろしていた。
何と、恐ろしいことか！
幽体離脱。
僕は病院に担ぎ込まれた。
それから数か月、僕の身体の感覚は麻痺した。
階段を登れなくなった。
皮膚感覚が無くなった。
味覚が無くなった。
当然食事が出来なくなって、体重も十キロ以上落ちた。
たかが禁煙で・・・
恐ろしい・・・
体重が元に戻り始めたのは一年後。
皮膚感覚も味覚も戻ってきた。
でも、睡眠障害は残った。
眠いのだ・・・
いくら寝ても眠いのだ。
特に午前中、普通に起床し朝食をとる。
その後、睡魔が襲ってくる。
我慢できずに寝てしまうと、午後の２時３時になっている。
そんな自分に自己嫌悪もなる。
その様な状態が一年近く続いた。
二年目。
昨年の始め、とても僕のこの心身の状態を理解してくれるドクターと出会った。
漢方薬で心身の調整をするようになった。
どんどん、どんどん体調が良くなって行くのを実感できた。
現在、体重は元に戻り、体力も戻った。
睡眠障害は忘れた頃に再発するが、薬は使用していない。
睡眠に関わる薬は、強い薬から弱い薬まで本当にさまざまな種類がある。
睡眠障害の出始めに、一番弱い薬（メラトニンね）で数日調整すれば乗り越えられる。
禁煙三年間を振り返り・・・
まあ、ホント最初の一年半ぐらいは棒に振った。
ひどく苦痛で殆ど何も手につかず、無駄な時間を過ごし、それがまた焦燥をあおった。
心から苦しく悲しかった。
禁煙を実行して三年目の今、禁煙は成功したのだろうけれども・・・
禁煙をして良いことなど、何もなかった。
あえて良かったと言うならば・・・
今まで体験したことのなかった、苦痛を経験できたこと。
今まで知らなかった、ある種の悲しみを経験できたこと。
だからきっと禁煙をして、少しだけれども僕は、人として幅が出来たのかも知れない。
三年前と比べ他人の苦痛や悲しみを、ほんの少しだけれども僕は、想像して理解できる人間に成長出来たのかも知れない。
禁煙して良かったのは今、そう思える事。
禁煙三年目を迎えて・・・
自分に禁煙成功おめでとう！
ブログテーマ
煙草・喫煙・禁煙
を設けてあります。
何度も何度も書きますが、もし禁煙を考えている人、もしくは皆さんの近くにこれから禁煙を実行しようとしている方がおられましたら、絶対に自己流でしない、そして、させない様にしてください。
病院に通うのは大変だと思いますが、禁煙外来のドクターと協力し合って、禁煙にチャレンジするのがベストだと思います。
病院での禁煙外来は保険もききます。
そして何よりも、僕のように禁煙によって身体も心もパニックを起こしてしまった時に、病院に通っていれば直ぐに病院がその対処をしてくれます。
文京区 小石川植物園 早春のメタセコイア
フェイスブックとツイッター始めました。
南雲のフェイスブック
南雲のツイッター
南雲は現在
「肖像写真」
の撮影活動を再開しております。
詳細は、こちらのホームページをご覧下さい。
http://best-portrait.net/
僕の撮った写真は、サイト「フォトナ」で観ることが出来ます。
そして、掲載されている５０００点以上の全ての写真・イラストを無料でダウンロード、皆様に使用していただくことが出来ます。
「フォトナ」サイトは、こちらからどうぞ。
http://www.photona.net
「フォトナ」のグルっぽを立ち上げました。
http://group.ameba.jp/group/5kEroXCV5Iy8/
皆様のサイトへのアクセス、そしてグルっぽへの参加を、心よりお待ちしております。
閏年の閏日。
閏日を選んだわけでは無くて自分でもわからないが、その日の朝から僕は煙草を一本も吸っていない。
まるまる三年間。
禁煙を始めて最初の一ヶ月は、それなりに苦しんだ。
でも自分が想像していたよりも、全然苦しまなかった。
この程度ならば、もっと早く禁煙を実行すれば良かったと思った。
でも、本当の禁断症状が出たのはその後の事。
禁煙を始めて一ヶ月を過ぎた時に、強烈な禁断症状が襲ってきた。
口の中の細胞、一つ一つがニコチンを要求した。
手は震え、耳鳴りが脳を駆け巡った。
「これが禁断症状なのか・・・」
その様な苦痛を僕は生まれてこの方、経験したことがなかった。
そして
「この禁断症状を克服すれば、僕は禁煙に成功する」
と思い込んだ。
そして、数日間ベットに潜り込みブルブルと震えていた。
４月の初めの事。
僕は朝目覚め、トイレに行こうとベットから降りようとした。
でも、起き上がれないのだ。
ベットに座れないのだ。
布団をはがそうと思っても、両手が重く動かせないのだ。
と言うよりも、手がどこにあるのかわからないのだ。
僕は気が狂ってしまったのだ。
禁断症状のあまりにもの苦しみに、僕のハートは耐られなくなって、僕のハートは僕の身体から逃げ出した。
気が付くと、僕のハートはベットの上の天井から僕の身体を見下ろしていた。
何と、恐ろしいことか！
幽体離脱。
僕は病院に担ぎ込まれた。
それから数か月、僕の身体の感覚は麻痺した。
階段を登れなくなった。
皮膚感覚が無くなった。
味覚が無くなった。
当然食事が出来なくなって、体重も十キロ以上落ちた。
たかが禁煙で・・・
恐ろしい・・・
体重が元に戻り始めたのは一年後。
皮膚感覚も味覚も戻ってきた。
でも、睡眠障害は残った。
眠いのだ・・・
いくら寝ても眠いのだ。
特に午前中、普通に起床し朝食をとる。
その後、睡魔が襲ってくる。
我慢できずに寝てしまうと、午後の２時３時になっている。
そんな自分に自己嫌悪もなる。
その様な状態が一年近く続いた。
二年目。
昨年の始め、とても僕のこの心身の状態を理解してくれるドクターと出会った。
漢方薬で心身の調整をするようになった。
どんどん、どんどん体調が良くなって行くのを実感できた。
現在、体重は元に戻り、体力も戻った。
睡眠障害は忘れた頃に再発するが、薬は使用していない。
睡眠に関わる薬は、強い薬から弱い薬まで本当にさまざまな種類がある。
睡眠障害の出始めに、一番弱い薬（メラトニンね）で数日調整すれば乗り越えられる。
禁煙三年間を振り返り・・・
まあ、ホント最初の一年半ぐらいは棒に振った。
ひどく苦痛で殆ど何も手につかず、無駄な時間を過ごし、それがまた焦燥をあおった。
心から苦しく悲しかった。
禁煙を実行して三年目の今、禁煙は成功したのだろうけれども・・・
禁煙をして良いことなど、何もなかった。
あえて良かったと言うならば・・・
今まで体験したことのなかった、苦痛を経験できたこと。
今まで知らなかった、ある種の悲しみを経験できたこと。
だからきっと禁煙をして、少しだけれども僕は、人として幅が出来たのかも知れない。
三年前と比べ他人の苦痛や悲しみを、ほんの少しだけれども僕は、想像して理解できる人間に成長出来たのかも知れない。
禁煙して良かったのは今、そう思える事。
禁煙三年目を迎えて・・・
自分に禁煙成功おめでとう！
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を設けてあります。
何度も何度も書きますが、もし禁煙を考えている人、もしくは皆さんの近くにこれから禁煙を実行しようとしている方がおられましたら、絶対に自己流でしない、そして、させない様にしてください。
病院に通うのは大変だと思いますが、禁煙外来のドクターと協力し合って、禁煙にチャレンジするのがベストだと思います。
病院での禁煙外来は保険もききます。
そして何よりも、僕のように禁煙によって身体も心もパニックを起こしてしまった時に、病院に通っていれば直ぐに病院がその対処をしてくれます。
文京区 小石川植物園 早春のメタセコイア
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南雲は現在
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の撮影活動を再開しております。
詳細は、こちらのホームページをご覧下さい。
http://best-portrait.net/
僕の撮った写真は、サイト「フォトナ」で観ることが出来ます。
そして、掲載されている５０００点以上の全ての写真・イラストを無料でダウンロード、皆様に使用していただくことが出来ます。
「フォトナ」サイトは、こちらからどうぞ。
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http://group.ameba.jp/group/5kEroXCV5Iy8/
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