前回記事の続きを書こう。造影剤を使ったCTを撮った。肝臓の左側にある一番大きい腫瘍はかなり拡大していた。オキサリプラチン&イリノテカンの投与中止は妥当だった。癌治療でよくあるセリフ、「もう治療法はありません」となる可能性もあっが、そうはならなかった。
自身でも調べていたが、癌細胞に耐性ができてある抗がん剤がいったん効かなくなっても、一年間くらい経つと癌細胞も変化し、再び効くこともあるそうだ。ジェムザール(ゲムシタビン)を止めてちょうど一年経っている。しかもジェムザールを止めた時点で、一番大きい腫瘍は成長していたが、まだジェムザールが効いているのか小さくなっている腫瘍もあった。
もちろん主治医もこの件は認識していて、相談の結果、ジェムザールの再登板ということになった。ジェムザールはこれまで使った中では一番副作用も少なかったので、今の状態でも投与出来るだろう。マニュアル上の基準も満たしている。このようにして抗がん剤フィフスライン(fifth line)は決まった。
フォースラインでオキサリプラチン&イリノテカンになった時は「前例がない」と言われたが、今回主治医は「ここまで来ればコンセンサスも定石もない。やってみよう」と言った。そして「今日は造影剤を打ったので、明日からでいいか」と聞いてきた。OKした。
