梅佳代スーパーシャッターチャンス祭り | 旅するカメラ

旅するカメラ

旅と歴史、そしてカメラ。


今日から福岡のイムズ8階にある三菱地所アルティアムにて
「梅佳代スーパーシャッターチャンス祭り in FUKUOKA」と称した写真展の
「じいちゃんさま」が開催されると言う事で仕事が終わった後で急いでイムズへ行ってみた。

ネットで調べた情報によると、今日の18時から20時までは梅佳代さんご本人が来場するとか!

今日は仕事だったので時間的に駄目かなーと思っていたのだが
急いで仕事を切り上げてなんとか7時過ぎにイムズへ到着!
きっとめちゃめちゃ人が並んでるんだろうな~と想像しながら
ワクワクしながら8Fへと進む。


が、イムズの8Fにある三菱アルティアムは思ったよりも人が並んでいない。
「おや?もしかしてラッキー?」と思い列の一番後ろに並んでみたのだが
何やら異質な雰囲気を察知して係の人に尋ねてみた。

『入場料400円と書いてあったのですが、こちらでチケットを買えばいいのですか?」

すると、

「本日は予約していただいたお客様のご入場となっております。」
との返答。


一応、ネットで調べておいたのだがどこにもそんな事は書いてなかったよ?
でも、今日は梅佳代さんご本人が来場するということだったのでまあ、仕方ないのかも。

落胆の色を隠しきれないままB2Fの「うめめ」展を見て回る。(ちなみに来場無料)


考えてみれば福岡でs開催されるのだが『写真展』は、あまり見た事が無い。(気がする。)
「福岡では写真は人気がないのかな?
 そう言えば、天神等でカメラを持って歩いている人は外国人くらいしか見た事ないかも。」と思っていた程だった。

が、梅佳代さんの写真展の会場付近にはそんな考えを払拭してしまう程
カメラを持った若者で溢れていた。
みんな一眼レフ(しかもCanon!)を背負っている!!
なんだか嬉しくなってしまった。

天神を歩いていてもカメラを持った人にはあまり遭遇しない。
持っていても明らかに観光客の外国人が多い。
カメラを持つ日本人に出会ったとしてもコンデジを持った人ぐらい・・・。
福岡のカメラ人口は少ないのかと思っていたのだが実はそうでもないのかも。


きっとみんなも街取りスナップをしたい気持ちはあるんだけど気後れしてしまうんだろう。
梅佳代さんのようにある程度世間に認知された人が街中でシャッターを切っていても
「ああ、梅佳代さんかー。」と言う事で終わってしまうのだろうが、これが一般のカメラ好きな人に
シャッターを切られては気持ちが悪いと言うものだろう。
梅佳代サンの写真が賞賛される由縁はここにあると思う。

きっと初めは梅佳代サンも街中で写真を撮っていて不審がられたと思う。
それを繰り返す事によって「ああ、あの娘また写真撮ってる。」とだんだん認知されていったのだろう。
そうするうちに自然と写真を撮る側も撮られる側も慣れて行き代表作である『うめめ』の世界が出来上がったのだと思う。
初めて梅佳代サンの写真を見た時は正直「何故この写真がこれほど評価を受けているんだろう?」と不思議だった。
が、自分で写真を撮る様になってその意味が分かった。
どんなに『面白い”!』と感じても、その時にカメラを持っていなかったら撮れないのである。
問題は「撮りたいと感じた瞬間にカメラを持っているか?」と言う事ではないだろうか?

私もよく「ああ、今カメラを持っていたらな~」と感じる時がある。
コンデジは持ち歩いているのだが、一眼レフは今の所週末限定。
コンデジが悪い訳ではないのだがやはりニコンで撮りたかったと思う瞬間がある。

その時カメラを手にしてるかどうか・・・それが問題なのである。


簡単そうで出来ない。
だから私は梅佳代サンの写真は凄いと思うのだ。







にわかに問題となっているのがアマチュアカメラマンのマナーについて。
自分にも心当たりがあるだけに心苦しい問題なのだが
特にこの『スナップ写真』は難しい。
スナップ写真は撮られている相手にいかに気付かれずに自然な表情を捉えるかが勝負。(だと私は思っている。)
だが、実際にシャッターを切られると、撮られた方はとても気になる。
今の時代、ネット上で知らない間に自分の写真が出回っているかもしれないのだから、それは確かに気持ち悪い。
が、撮る方からしてみれば、「撮ってもいいですか?」と聞けば自然な表情は期待出来なくなってしまう。
そこの所が難しい選択なのかも。

マナーを守りつつ、いい写真が撮れるように
勉強するしかないか。
頑張ろうっと!