ライオン丸が天国に旅立って1年になりました。あっという間ですね。

1年前の今、病室には私たち夫婦だけが付き添っていました。

昼間は兄弟や甥が来て付き添っていましたが帰り、夜から娘たちが来てしばらくそばに付き添って「おじさんありがとう」と呼び掛けして終電近くに帰って行きました。

この時間は、最期の点滴を始めて眠るように静かな息使いになってきました。最期が近くなっていました。握っていた手の手首で脈に触れていました。ドキンと強く脈が触れてそのあとにスーッと消えて逝きました。

ライオン丸は、納骨まで我が家にいましたが、両親と妹がいるお墓に入ったら、我が家から気配も消してしまいました。あっぱれなもんです。
夢にも出てきません。

私とは、1才ちがいですので同時代を生きたはずですが、共通点がありません。病気で静養するために我が家にきていた3ヶ月ぐらいの間、ぽつりぽつり話したのが思い出です。

「ごはんができたよ」とメールすると部屋から出てきてリビングのテーブルに座って、用意された食事を
黙々と食べて「ごちそうさん」と云って部屋に戻っていきました。

口数の少ない弱音をみせない頑固な人でした。

それでも、「死んだら力道山の墓にあがってたなんとも言えない臭いの線香をあげてくれ」と言い残していきました。

線香を見るたび臭いをチェックして未だに線香を探しています。

ああ~この時間は、髭を剃ったりして綺麗にしてもらってたね。
最期のお世話をしてくれた看護士さんがとてもいい人で優しく丁寧に身支度してくれるので良かったです。

あれから、奈良の長谷寺にライオン丸を写真を持って旅行したね。

長谷寺の舞台で雲が切れて光がさしてにましたね。あれはライオン丸の力でしょうね。



ライオン丸さん お疲れさまでした。
次に会った時には、この世の土産話をしてあげるね。いろいろあるんだよ、その後の話し。おたのしみに❗️