あの日から6年が立って7年目に突入です。
脳梗塞は突然おとずれました。
いやいや、前兆はあったのです。
当時は「全然前兆なんてなかった!」と言い訳していたのです。
3月の大震災です。休み返上で仕事をしていました。世の中がみんな使命に燃えて動いていたあの時、私も意気揚々と働いていた幸せ者でした。
1月になってお正月商戦も前年比アップして終わり2月には次の職場への異動内示もでていました。
仕事のまとめと引継の準備をして定年前のもう一仕事にやる気満々でした。
店内売場チェックで回っている時、段差のないフロアで足が突っかかったことがありました。店内に設置してあった血圧計の調子が悪いと言われ試しに私の血圧を測定したら160ありました。
「えーーーーー!」とならず、
「故障していますね」と言ってしまった。
健康診断で血圧は低血圧となっていたのでまさかの数値でした。だから故障と決めてしまっていたのです。
今更ながら、あほんだらです。
救急車で入院して、あらよあらよと今日に至ります。
退院したてのころは、「なんか前兆があったでしょう」と何人も聞かれ対人恐怖症になりました。思い出せない話せない状態が続きました。
リハビリ病院のSTの先生に心理療法をうけて随分救われました。
あの時の「おまじない」今でも使ってます。
病気になったのは、自分自身の健康管理が出来ていなかったからと今は素直に言えます。
7年目にしてやっと言えました。
でもね、決して不幸ではありません。
不便な身体になりましたが「幸せ探知器」が新たに装着されました。
65歳は、年金の手続きやら保険の手続きやら、また一段とシルバー世代に仲間入りです。
これからどんな世界が広がっていくのか楽しみですよ~