週末

土手を歩いてみた

夕焼けが

まぶしく

秋の風は

僕の頬に

冷たく 吹いている

犬の散歩をする人たちが

列をなしている

僕の影が

夕焼けに照らされている

昔 

子供の頃

友達の影を踏んで遊んでいたことを思い出す

なぜ 僕の影は僕自身がふめないのだろうと

鏡の僕と黒の僕

多少 似ているが

僕は 夕焼けの影が

温かみを感じる