昔話にはならない程度のむかし、ある星におじいさんとおばあさんが、深い森の中のそれは小さな家で、一緒に仲良く住んでいました。
そんなある日のこと、彼らの住処から見えるか見えないかの場所に、見たことのない宇宙船が飛んできて、知らない星から新たな生物が住居を移しました。
新しい家の住人は先に住むものを気にかけて、挨拶に行かねば!と、手土産を持って彼らの家を訪れました。
それはもちろん、急な訪問者に彼らは驚きました。
でも客人を快く迎え入れ、手土産もちゃっかりいただきました。
それは、つるりとしたケーキフィルムに包まれた美味しそうなケーキでした。
そのような素敵なものを全く知らなかった彼らは、フィルムをめくらずに食べてしまい、のどが苦しくなって危うく死んじゃうとこだったよ。