子供たちにただ楽しそうにボールを蹴ってほしい・・・
そんな監督の率いる少年サッカーチーム・牧原スワンズ。
監督もコーチもボランティアの、市内最弱と言われるチームだが、
中でも4年生チームは、今まで公式戦で一勝はおろか一点も取ったことがないという有り様だ。
そんな4年生8人と、その親たちの物語。
小学生のサッカーチームと、それに付き添う親たち、
子供の名前にママ・パパをつけて「○○ママ」「〇〇パパ」と呼び合う世界。
私とは縁のない世界だなあと思いながら読み始めたが
いつしか引き込まれ、それぞれの親子の関係につい涙してしまった。
読み終えた今、私の独断と偏見による「よかった本ランキング」かなり上位にランクインしている
技術の向上にも勝つことにも重きを置かないチームの中で、
純粋にサッカーを楽しみながらも、自分たちなりにいろんなことを考えている子供たちの姿がいじらしかったし、
それを見守る親たちにも、改めて家族の在り方を見つめ直すきっかけを与えているのが
ストレートに描かれていてよかった。
不器用だけれど素直でいい奴ばかりの登場人物。
爽やかな読後感。
まさに本多ワールドだったわ~