口当たりからミルクチョコレートのような厚みある味が感じられ、そこにチーズの味わいが重なり、後味においてチーズらしい辛味といくらかの酸味が一体となった厚みある味わいがみられます。
惜しまれるのはチーズの風合いとチョコレートの風合いが、調和せずに分離してしまっているところ。
そしてさらに残念なのがピーカンナッツのあま皮がぬるっと口の中に張り付くこと。
一瞬マシュマロを思わす風合いにチーズケーキピースの個性かと思いきや、それとは異なる口どけのなさ・・・。
う~ん、これはそもそもシェイク向きではなかったかもと思わせる瞬間です。
しかしチョコレートの風味とチーズの風味が交わらないまでも、混沌とした不協和音を奏でることはなく、よくよく考えてみるとチーズ+チョコ系ではかなりまとまりある味になっているほうだとも気付かされます。
この手の強めの素材を使ったベースでありながら、後味がくどくならないのは良いところといえるでしょう。
そして時折、ミルクの風味とピーカンナッツの風味が奇跡のマリアージュをみせることがあり、この一瞬のキラメキを求めて飲み続けてしまうのも事実。
大きな加点はできないものの、これは意外に面白いという内容・・・。
ただ、意外に面白いという評価以上を求められても困るかな?