※自己解釈です。公式のストーリー、設定等に直接的な関係はございません。
SolidS(世良里津花 cv.花江夏樹)
Lily-寄り添う百合のように-
◎淡い恋心の咲く様子を描いたラブソング
里津花さんのソロ曲は、中の人の声や歌い方故か、儚い、切ないような恋愛の歌が多め。
そのなかで「Lily」は、両想いのふたり を描いている曲。
ですがただ単に あなたのこと愛してるよ、みたいな歌ではなく、愛し合っているのに離ればなれになってしまっている といった状況のように取れます。
「その手が心 撫ぜるように 君の匂い 蘇った」
蘇った、ということは、お相手はきっと一緒にはいないのでしょう。
また、心撫ぜるように というところから、相当通じあった仲だと考えられます。
「2人きりの体温の下で 春を待って眠ってた 小さな種」
2人の距離は最初から0だったわけではなく、恋仲でなくても近いものだったのでしょう。
ただどちらも気持ちを言い出すことは出来ず、恋は実るときまで、2人の下で春を待って眠っていたのだと思います。
「あの色に触れたいよ Lily」
Lilyとは英語で「百合」を意味する単語です。
百合の色といえば白ですね。ですが、百合の花言葉に「純粋無垢」というものがあります。
ここでの百合の色とは恐らく、純粋無垢(な恋)を指すのだと思います。
「嗅ぎたいよ 逢いたいよ 君と」
これはそのままに受け取っていいと思います。
暫くお相手とは会えていない(会っていても、そういう空気になっていない)状況下で、逢いたいな、という想いが着実に大きくなっていっています。
「離れないで 涙見せて」
弱いところだって隠さないで見せてほしいのに、という気持ちだと考えられます。
「乱れた襟に腕を巻いても 朧な夢 散り散りに すっとすっと消え去って」
(弱いところをひた隠しにしようとしている?)お相手の襟に腕をまわして抱きつくけれど、構ったり甘い言葉をくれたりはしなかった、という事かと思います。
「めくるめく鼓動に うつつ呑まれて 見渡す限り咲く 君に捧ぐ花びら」
お相手のことを想ってドキドキと高鳴る鼓動に、あたかも一緒にいるかのような気持ちになる。ふと目を開けてみれば、自分の心のなかは、お相手への純粋無垢な恋心で溢れかえっていた、という意味かと考えられます。
「色めきに口を結んだ恋唄 息を止め 見つめあうLily」
やっとお相手に逢えたようですね。久しぶりに逢うその方にとても惹かれている。思わず息を止めて見つめてしまう、といったようです。
「白い横顔に重ねた温もり 抱きしめて眠りたい 今も」
き、きっと頬に口づけをなさったのですね。あなたへの想いは変わらず、今も抱きしめて眠りたいほどに愛しいです、という心情でしょうか。
「雅の園で 誰よりも麗しく 言の葉を飾って 燃ゆる百合の香り」
「花の様にまた色めいて咲く この想いもう消せないから Lily」
自分は麗しく咲く花ではないかもしれない
けど、あなたに捧げる純粋無垢な恋心だけは、花のように色めいて咲いている。といったところかと思います。