仙台の友人から、ストレスのメールをもらった、それぞれに問題はあるし、
田舎の、しかも嫁に行った家で、赤の他人に周囲を囲まれ、仕事と育児と家事と気遣いと、
休まる暇がないのだろう。
うちの母親も姑と同居という同じ環境であったが、それを我慢するのが嫁であるという、
当たり前の時代と違い、もう少し旦那さんが協力してあげてほしいものである。
大谷さんの、元通訳ではないが、
金銭的な事が、ストレスの原因になることが多いだろう。
コンビニに無理やり押し込んで小金を奪うとか、無人の販売所や、
神社の賽銭箱から小銭を盗む輩も追い詰められての犯行だろう。
もちろん、肯定する気はさらさら無い。
今月はまともに近い収入があったのだが、借金の返済、脱退した方のスタジオ代を立て替え
ライブ代を返金し補填、鍵盤の方たちのリハーサルとライブの給与、
アカペラスタジオのキャンセル料。
出ていくは出ていくは(笑)こりゃ夏までは節約しないといけないな。
私の実家は、次女がすべての介護や出入金を担当していた、
恥ずかしながら、この年になってわかった事なのだが、医療にかかる金額が
べらぼうに高い。重い病気ほど高額なのは何とかならぬものだろうか、
持ち家でなければやっていけない、ビビるほどである。
先日ボーカルの段取りきめでスタジオへ入り、まずまずの手ごたえを感じたのだが、
帰りに彩香ちゃん、美咲ちゃんと居酒屋へ行き、いろいろな話をした、
改めて思ったが、一番、心に引っかかるのは、ライブの日取りを決められないことである。
何処ででもそうだが、この話が出ると急激に現実に戻る。
ただ単に、抽選に当たらないだけでなく、予算が全く足りない事を知らない人は少なくない。
これは私の自腹になるわけだが、貯金であてるはずの金額がコロナやハワイの火災のおかげで
手に入らず、ましてや、心臓の手術代の確保や検査費用で、収入のほとんどが無くなり、
どんどんと削られて、今や赤字状態である。5年前の予想が、自然災害でパーである。
定期預金を解約するかどうか迷うほど収入が減っており、おまけに給料日=医療費で
ここ3年半は、手元にはほとんど残らない。
ライブの定期預金やバンドの立て替えを優先して電気を止められるとか、
還暦のじじいにはありえない出来事である。
ここは、2種類の電気を支払っており、給湯器の電気を止められただけで済んだが、
全くなんて事だ。
事情を知っている、元彼女や、同級生の村田など、ドーンと帯のついた札束を持ってきて
「貸すよ」と言ってくれるが、
彩香ちゃんやジジイ好きな桜ちゃんが貸してくれる1~2万と違い、
大きなマイナスは作りたくない。
心臓の負担にならなければ仕事を増やしたいが音楽の仕事は人間関係もそうだが、
頭をフルに使うので疲れるのである。
ライブの会場をおさえるお金は、会場費、控室使用料、冷暖房費、照明レンタル費用などで、
30万と比較的安価で、全員から徴収しているライブ代金で賄えるのだが、
それだけではライブは出来ない。
PAミキサーやマイク、モニター、ギターアンプやベースアンプ、オペレーター等の人件費。
ざっと安い見積もりでも150万ほどかかるのである。
当日全員から追加徴収で少し集めても、
やはり私の自腹は120万以上は確保しないといけない。
抽選に当たらないのもストレスなのだが、
予定日を確保したところで、すぐにレンタル費用の半額も支払わないといけなくなるため、
そこがまるで整っていないのである。
抽選会では矛盾した感情に左右される。
「当たってほしい」という考えと「当たったら消費者金融にでも行くか」とか葛藤しておるな。
居酒屋の帰りがけに美咲ちゃんから「土曜日も候補に入れたらどうですか?」と
尋ねられたが、そこは考え済みで、「いや、そこじゃないんだ」と言いたかったわけである。
彼女はいつもライブのことを訪ねてくるので、ライブが終了したら脱退するきっかけに
したいのだろう。それだけバンドに愛着を感じていないことが見ていると理解できる。
彩香ちゃんも子供を産まないといけない時期であるし、私やベースの和哉も満身創痍であり、
松尾さんやMiccaちゃん、小垣さんが言ってくれたように、
「手術してからにした方が良いんじゃないですか?」
という意見に「ホッ」とさせられた。
自分のわがままを言えば、満身創痍で最後のライブを行うより万全な体調で演奏した方が、
比較的後悔は少なく済むだろう。予算も貯められる。ただメンバーもかわるだろう。
ライブが終了したら、PHANTOMは解散する。
それだけに慎重である。
心臓には悪いことばかりであるな~。。。
とりあえず、明日もひとりで抽選会へ行ってくる予定である。
当たったらどうしようか。。。。
拝